現在、三菱電機ホーム機器が一般市販向けとして発売しているリチウムコイン電池。100円均一ショップ向けに供給されているリチウムコイン電池ではPPによるブリスターでシンプルなのに対し、一般市販向けに供給されているものではPETによるブリスターで何だか豪華です。
100円均一ショップ向けに供給されているCR2025およびCR2032ではインドネシア製なのに対し、一般市販向けでは未だに日本製を貫き通しています。
パッケージ裏(台紙のみを取り除いた)。型番はCR2025が“CR2025D/1BP”・形名コード「49K032」、CR2032が“CR2032D/1BP”・形名コード「49K033」となっています。
パッケージ上の生産国は“MADE IN JAPAN”、バーコードのベンダーは“三菱電機(4902901)”となっていました。
ちなみに台紙は紙ではなくプラスチック、すなわちPET製です。ここまでPET単一包装に拘っているのは凄いかもしれない。
100円均一ショップ向けに供給されているリチウムコイン電池では袋に入っているのみなのに対し、一般市販向けは電池が写真のようなトレイに入っていて、やはり豪華です。
なお、一般市販向けのアルカリボタン電池はリチウムコイン電池とは異なる紙のブリスターになっていて、こちらは一部100円均一ショップでも見られます。
電池の外観。電池の表面(プラス極)に2ケタのロット番号が印字されているタイプで、日本製とのことですから、日立マクセル製であると思われます。
電池上の型番は“CR2025M/CR2032M”となっており、これは過去100円均一ショップに供給されていた日本製の型番と全く同じです。
電池上の印字はCR2025が“55”で、パッケージ記載の使用推奨期限が「05-2020」でありますから2015年5月製造を表しており、CR2032が“52”で使用推奨期限が「02-2020」で2015年2月製造を表していますから、パッケージの使用推奨期限と電池上の印字が完全一致しています。
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