玩具/ベビー用品店系」カテゴリーアーカイブ

おもちゃ屋さんやベビー用品店で販売されているPB品を取り上げているカテゴリです。

Smart Angel アルカリボタン電池 LR44

今回はベビー用品店“西松屋”を展開する西松屋チェーンのプライベートブランド“Smart Angel”のアルカリボタン電池であるLR44を紹介します。
“Smart Angel”のブランドで発売されるボタン電池はこのLR44・2個入りのみ。西松屋の店頭で発売されるおもちゃなどとの同時購入を考えてのラインナップなのかもしれませんね。パッケージはピンク+白をベースとした印象的なデザインです。

パッケージ。まだ、誤飲対策パッケージでは無い普通な包装です。販売元は“株式会社 西松屋チェーン”。お客様相談窓口フリーダイヤルの番号が大きく目立っています。バーコードの事業者名も“(株)西松屋チェーン(456213091)”となっていました。生産国は“中国製”。
使用推奨期限は「12-2020」。恐らくは2年期限の2018年12月製造の電池だと思います…。


最後に電池の外観です。電池には「LR44 0%Hg CELL」の記載が見られます。特にブランド名の記載などは見られません。水銀0使用のようですね。
電池本体にはロット番号などの印字や刻印は見られないのですが、マイナス極に特徴があります。マイナス極の中心に「◎」のような突起が付けられているのがわかります。ガスケットも緑色になっていて、見た目鮮やかでキレイな色ですね…。

★関連記事
SmartAngel 単3形/単4形 アルカリ乾電池
→当電池と同じく西松屋で発売される“Smart Angel”ブランドの単3と単4のアルカリ電池を紹介した記事。


SmartAngel 単3形/単4形 アルカリ乾電池

2019年最初の電池コレクションブログはベビー用品店“西松屋”を展開する西松屋チェーンのPBブランド“SmartAngel”のアルカリ電池を紹介します。
西松屋のアルカリ電池は当ブログでもかつて紹介したことがあります拳で稲妻を握っている絵シブいデザインが特徴だった電池だったのですが、今回リニューアルされたこの電池では白いありがちなデザインのアルカリ電池となっています。

単3と単4の8本入りパッケージです。こちらもとてもシンプルなパッケージデザインでキャッチコピーなどはありません。旧デザインのアルカリ電池は10本入り税込・199円だったのですが、こちらは8本入りで同じ値段となっており実質の値上げとなっています。

 

続いてパッケージ裏です。輸入販売元は“株式会社西松屋チェーン”となっており、「60℃以上の高温で放置しない」という他の電池ではあまり見られない注意書きが特徴的です。
バーコードの事業者名は“西松屋チェーン(456213092)”となっています。旧デザインの電池では何故か西松屋チェーンとは無関係と思われる淡水パールの卸売を行っている企業になっていました。

いざ、パッケージを開封!
8本入りパックでは2重シュリンクになっていて、台紙の下に電池が更にシュリンクされていました。台紙はこのシュリンクに接着されています。

 

 

電池の外観です。黒と赤が印象的だった旧デザインの電池に対し、こちらは真っ白。対照的なデザインです。白いデザインに赤い“アルカリ乾電池”という表記はとても目立ちますね。
輸入販売元はパッケージと同じく“株式会社西松屋チェーン”。大きく記載された問い合わせ先のフリーダイヤル、禁止事項が箇条書きになっている特徴的な注意書きは旧デザインのアルカリ電池と同様です。生産国はMADE IN CHINA中国製

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3、単4共に「06-2023」となっていました。パッケージに記載はありませんが、5年期限の2018年6月製造の電池であると推測されます。

 

 

外装ラベルを剥がしてみました。単3には「KETH18 181634」の、単4には「IEWH 05 191327」のレーザー刻印らしき印字が見られました。これは西松屋旧デザインのアルカリ電池と同じパターンの刻印であり、製造元は変わっていないと推測できます。このパターンの刻印を使ったアルカリ電池として、ヤマダ電機のHERB Relax アルカリ乾電池や最近だと磁気研究所HIDISCブランドのアルカリ電池でも見られました。

最後に絶縁リングの拡大です。薄緑の絶縁リングで、単3は切り欠きを下に置いた状態で上に「29」の刻印、単4は切り欠きを右に置いた状態で上に「13」下に「G」と全く異なったパターンとなっていました。本体のロット番号からはGP製と推測できそうではありますが、謎です。
なお、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。

★関連記事
SmartAngel アルカリ乾電池 単3形/単4形
→旧デザインに当たる、西松屋チェーンのアルカリ電池を紹介した記事。ベビー用品店らしからぬ稲妻を拳で握っている変わった絵やシブいデザインが特徴的だった。


TOYSЯUS(R) ULTRA Alkaline 単3形/単4形 ウルトラアルカリ乾電池

今回は世界的に展開している玩具量販店“トイザらス(TOYSЯUS)”のアルカリ電池を紹介します。アメリカ本国のトイザらスは2017年9月に破綻しアメリカから撤退を発表、全店舗閉鎖となっていますが、日本のトイザらスはこの影響を受けること無く事業を継続していくことを公式サイトで公表しています
デザインは紺色金色のツートンカラー。注意書きや表記は金色側に集中している独特のものになっています。

 

パッケージです。単3と単4は20本パックのみの展開。他にも単1と単2の6本パックとおもちゃ屋さんらしく、6P形2本パックも用意されています。
個人的に単3と単4の20本パックはどうも多すぎるという理由で敬遠していましたが…。

 

パッケージの裏面と底面です。表側はカラーですが、こちらの面は真っ白で非常に素っ気ない。輸入元は“日本トイザらス株式会社”となっており、生産国は“Made in China”で中国製となっています。型番とみられる番号は非常に沢山記載されており、どれが真なのかは不明ですが、バーコード上にも表示がある単3“MFR#5F628F5”と単4“MFR#5F628F7”でしょうか。
バーコードの事業者名は“Toys R Us Ltd(803516)”で日本ではなく、イギリスのコードになっています。アメリカでもなくイギリス…?謎です。

パッケージをバラしてみましたよ。単3と単4では10本パックのシュリンクが2つ20本を構成しています。なかなか使いにくい構成ですね。厚紙による台紙が入っています。

 

 

電池の外観です。紺色金色のツートンカラーなのは前述の通り、“ToysЯus(R)”のトイザらスロゴがカラフルで目立つ点だけが個性的と言えるデザインです。
注意書きは写真右側の金色の部分に集中しています。海外発祥の店舗であると、注意書きは英語表記であることも多いですが、こちらは全てが日本語での表記です。輸入元はパッケージと同様の“日本トイザらス株式会社”となっています。

ちなみに日本で流通されている横向きデザイン電池の多くは、プラス極からマイナス極に向かって電池がデザインされていることが多いのですが、このトイザらスのアルカリ電池ではマイナス極からプラス極に向かってデザインされています。あれ?この電池おかしくない?と不自然を感じたら恐らくそれです。

プラス・マイナス側です。絶縁リングは無いタイプとなっています。使用推奨期限は単3と単4共に「11/2024」となっていました。時期的に7年期限の2017年11月製造であると思われます。最近は5年でも10年でもない7年期限が増えてきましたね…。

 

 

外装ラベルを剥がしてみました。この電池は本体に4ケタのロット番号らしき記号が3列でレーザー刻印されているのが特徴のようで、単3には“上:DK 12 中:12 22 下:B3 N1”、単4には“上:Dk13 中:0041 下:A3H1”の刻印がありました。
このタイプの刻印…、どこかで見たことがありますが思い出せませんでした。

 

今回は絶縁リングが無いので、ガス抜き穴の拡大を。単3・単4のアルカリ電池では一般的な2つ穴タイプのものになっています。ただし、穴が細長くなっているのが特徴ですね。

 

 

色々と探ってきましたが、この電池は店頭の値札では“ZHEJIANG MUSTANG BATTERY”という製造元らしき表記が見られるのです。同社は中国の電池メーカーで、日本ではこのメーカー製の“Raymax”というブランドの電池が付属品扱いで出回っていたことがあり、ちょっとだけ有名かもしれません。これが正解?
ちなみに価格についてはご覧のとおりですw。


玩研チェーン UM-1(M) 1.5V

今回はロボットの絵がコミカルでレトロな“玩研チェーン”のマンガン電池を紹介します。玩研チェーンは“日本トイズサービス”が1968年5月に玩具小売店100店舗で設立した組織らしく、この電池はその加盟店が販売していたプライベートブランドの電池であると推測されます。
絵柄からしておもちゃ向きの電池が一目ですね。電池下部には“TIGHT-SEAL”という表記が。これは「密封」という意味だそうで、乾電池的には完全外装と言った所かな?

電池の側面です。年代が年代なのか、注意書きの表記は一切ありません。Gをベースにした玩研チェーンのロゴマークと“玩研チェーン”の記載のみです。価格は40円
JISマークがあり、表記は「C8501 F.D.K.」となっているため、富士電気化学(現・FDK)製であると推測されます。現在ではこの略号通りの社名となっているFDKですが、社名変更以前も電池の略号以外に一部の電子部品で使用されていた事もあります。

プラス・マイナス側です。プラス側は赤いのが特徴で、外装は金属外装。マイナス極底板の刻印は「121」となっていて、玩研チェーンの創立時期から考えると1971年12月製造の電池でしょうか。とにかくレトロな電池であることは伺えます。
原産国は“MADE IN JAPAN”となっていて日本製になっています。とにかく、シンプルで注意書きも電池の種類も書かれていない電池なのでした。

コレクションを漁ってたら出てきましたよ。玩研チェーンと同じ特徴を持ったノーベルのマンガン電池が(LONG LIFE)。ノーベルの方は「77-04」という刻印で玩研チェーンよりも年代が新しいものです。比べてみると“N102”という品番が一致しているので、もしかしたら同一品なのかもしれません。


SmartAngel アルカリ乾電池 単3形/単4形

smartangelalkaline_1ベビー用品店“西松屋”を展開する西松屋チェーンのPBブランド“SmartAngel”のアルカリ電池。ベビー用品店の電池であるのにもかかわらず、パッケージデザインはかなりシブい。拳で稲妻を握っているような絵もかなり特徴的です。その割には“アルカリ電池”の『』はカラフル文字で方向性が定まっていないようにも見えますね。
ちなみに価格は単3・単4の4本パックが99円、10本パックが199円(いずれも税込)であり、かなり安価に設定されている。

元々、この電池を知ったのは自分の首にあせもが発生、ベビーパウダーを購入するために行った西松屋で購入したもので、結果的には目的のものよりも電池の方が多くなってしまったという…。まぁ、電池コレクターにはよくある話なのですが。

smartangelalkaline_2パッケージ裏。輸入販売元は“株式会社西松屋チェーン”となっています。特にキャッチコピーやウリ文句はなく、特に単3・単4の4本パックのパッケージ裏の白い部分の多さは見ものです。
バーコードのベンダーは西松屋チェーンではなく、東京の上野で淡水パールの卸売りを行っている有限会社アスター(458214023)のものになっていました。同社は電池は販売していない様子なので、何故同社のコードが使われているのかは不明です。

smartangelalkaline_3電池の外観。パッケージと同じく、シブいデザイン。のデザインでバックには稲妻が走っています。アルカリ電池で黒基調のデザインというのは珍しいのではないでしょうか。
輸入販売元はパッケージと同じく“株式会社西松屋チェーン”。表記は問い合わせ先のフリーダイヤル共々大きい表示で目立ちます。生産国は中国
注意書きにも特徴があり、液漏れ、破裂、発熱の恐れがあるとして、その禁止行為が箇条書きされている珍しい記載です。

smartangelalkaline_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は単3・単4共に「04-2019」。5年期限の2014年4月製造の電池であると推測されます。

 

 

smartangelalkaline_5マイナス極の絶縁リングを取り除いたところです。絶縁リングは薄い緑色で、ガス抜き穴は単3・単4共に2つ穴タイプでした。

 

 

 

smartangelalkaline_6外装ラベルを剥がしてみると、レーザー刻印で単3には「UAYH 03 171413」の印字が、単4には「OAXF 12 181730」の印字がありました。
なお、本ブログにて過去取り上げた電池での類似品は100円均一ショップ“セリア”で売られていたネオテクノスの“GP Ultra アルカリ乾電池”です。薄い緑色の絶縁リングや単4のみにレーザー刻印の印字があった点が共通しますが、これだけでは同じ製造元であるかどうかの決定打には欠けますね…。

 

smartangelalkaline_7自分が行った西松屋ではこの電池の単1は売られていませんでしたが、単2は売られていました。ちなみに単2の価格は写真の2本パックが199円(税込)です。こちらにも拳で稲妻を握っているような絵は健在。