TOSHIBA BATTERY CHECKER TBC-1

TBC1_1東芝電池が1990年前後発売していた電池チェッカーです。赤色ボディがとても目立つチェッカーで、当時主流だったメーター式。現在のメーカー製電池チェッカーは電池を使ってLEDや液晶表示で表示するのが多くなっており、自分はそういうチェッカーを見るたびに電池チェッカーの中に入っている電池はどうやって調べるんだろうか?さらに予備の電池チェッカーを買うの?と思ってしまいます。やはり、電池チェッカーはメーター式が見てくれも性能もいいような感じがします。

TBC1_21990年・冬のカタログより。当時3000円(税別)。自分はこの電池チェッカーをナショナルの店で注文して購入した経緯があります(もちろん他社製品なので取り寄せに時間がかかりましたが)。当時のナショナル(現・パナソニック)の電池チェッカーが単1~単5と6Pタイプだけだったのに対し、この東芝製はそれに加えてボタン電池も計測できる多機能チェッカーだったからです。

TBC1_3裏面。『このチェッカーは電池がどの程度消耗したかを簡単に見分けるもので、あくまで目安としてご使用してください。』と書いてあります。どのチェッカーでもそうですね。測れる電池としては単1~単5(1.5V)006P(9V)リチウム電池(3V)酸化銀電池(1.55V)アルカリ・マンガン電池[ボタン形](1.5V)水銀電池(1.35V)です。水銀電池が測れるのが時代を感じますね。

 

TBC1_4単1と単2(単3と兼用)は特殊な端子になっている。これはこの電池チェッカーが発売されていた当時の東芝のマンガン電池にはプラス側にベルマークもしくはあたらシールと言ったシールテープが貼り付けられており、そのシールが貼り付けられた状態でも計れるようになっているためです。

 

TBC1_5ボタン電池を測る。その1。このチェッカーには右側にチェックリードが収納されており、そのチェックリードを取り出し測定する。写真では窪みに同化して見にくいが「CR1220」を測っています。

 

 

TBC1_6応用例。ボタン電池でなくても円筒型のリチウム電池(写真はCR2)でも測定可能です。これこそがチェックリード方式の利点でしょう。

 

 

 

TBC1_7ボタン電池を測る。その2。真ん中の尖っている場所を使えば未開封のボタン電池も測定出来ます。ただし、パッケージに測定用の穴が開いているものに限りますが。写真で測定しているのは「LR9(P625U)」です。電池チェッカーの針は中間を指していますが、ボタン電池は3Vフルレンジなので、1.5Vのアルカリボタン電池や酸化銀電池は中間点を指すわけです。

 

TBC1_8このチェッカーの発展形。『電池の元気度チェック!無料診断実施中』。おそらく、これは東芝が作ったものではなくて、どこかのお店に展示する目的で作られた販促品と思われ、台にTBC-1が貼り付けられているだけのものです。構造上、チェックリードがしまえないようで、右側に刺してあります。

 

TBC1_9実は、006Pやボタン電池の測定部にはカバーが付けられています。ちなみにこのカバーは壊れやすいので写真の様に残っている個体はとても珍しいです。自分がメイン使いしているものはとっくに消え去っていますw。


TOSHIBA BATTERY CHECKER TBC-1」への2件のフィードバック

  1. トパーズ

    初めまして!
    我が家では、現在でもこの商品を普段から使用しています。
    今でも普通に使用出来ます。
    カバーも残っています。
    我が家では、電池チェッカーはこの商品以外持っていません。
    丈夫で助かってます。

    返信
    1. みはりん 投稿作成者

      コメントありがとうございます。
      現在、このような多機能のメーター式電池チェッカーは皆無に等しく、今後は入手できないと思いますので大切に使ってあげて下さいね。

      返信

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