【解体】 SONY BATTERY PACK NP-F330

NP-F330_1ソニー・インフォリチウムLシリーズのバッテリーパックである“NP-F330”です。このバッテリーパックは機器の付属品として付いてきたバッテリーパックのようで、容量も5.0Wh(700mAh)と容量が少なく、電池自体も軽量なのが特徴です。
今回のこの電池も以前紹介した“NP-S1”と同様、充電器で全く認識されなくなってしまったため、解体してみることにしました。

 

NP-F330_2バッテリーパックの裏側。種類はリチウムイオン電池。この形状のバッテリーパックはソニーが初めて採用したリチウムイオンタイプのもので、初めて対応機器において分単位で電池の寿命がわかるインフォリチウムシステムを付加し、インフォリチウムSタイプやMタイプのバッテリーパックが登場すると、この形状のバッテリーパックはインフォリチウムLタイプと名を変えることとなります。

 

NP-F330_3バッテリーパックを解体してみた様子。中には一般的な18650よりも細身な14650を搭載。どうりで軽いはずです。この14650というサイズのリチウムイオン電池もあまり市場には出回っていないサイズであるので組み換えは困難でしょう(組み換えする意味はないと思いますが)。
電池はソニー・エナジー・テック(現・ソニーエナジー・デバイス)製の“US14650GR”を搭載しています。

 

NP-F330_4中身の電池は激しく液漏れしており、端子を接続しているスポット溶接が取れてしまうほど腐食しています。こんな状態では充電器が認識できないはずです。

 

 

NP-F330_5左は一般市販されていた“NP-F530”を解体したもので、こちらにはパナソニック製の“CGR18650”が搭載されていました。ソニーのバッテリーパックでありながらも、ソニー純正の電池が搭載されていないのものもあったのですね。

 

 

今まではこのようなバッテリーパックの解体記事は「二次電池」のカテゴリーに分けられていましたが、今回の更新でカテゴリー「解体シリーズ」を追加し、その中にカテゴリーすることにしました。また、記事のタイトルも先頭に「【解体】」を入れてわかりやすくします。


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