熱帯魚用品で知られる“Tetra(テトラ)”ブランドなどを展開している“テトラジャパン”。2013年12月に同社が“スペクトラムブランズジャパン”へ社名変更していたことが判明した。これは2005年にアメリカのSpectrum Brands社がテトラ社を買収したことによるもので、熱帯魚用品メーカーから総合ペット用品メーカーへ転身する意味が込められているようだ。
Spectrum Brands社は2005年にレイオバック(Rayovac)から社名変更したアメリカの日用品販売メーカー。“Rayovac”ブランドの電池を販売するほか、VARTAの一般向け電池を発売している“VARTA Consumer Batteries GmbH & Co. KGaA”を傘下に持つ電池メーカーとしても知られている。
現在、スペクトラムブランズジャパンは電池を発売していないが、テトラジャパン時代の2012年4月に電池工業会の賛助会員に入会(※)。それを知らせる電池工業会の機関紙では『・日本におけるレイオバック・ブランド電池製品のマーケティング』とあり、社名変更による多角化でいずれ日本でもRayovacブランドの電池が見られる日が来るのかもしれない?
【参考文献】
一般社団法人電池工業会
「月刊機関紙「でんち」 平成24年5月1日号」
電池工業会, 2012年5月, p1