No.409
CBM-777が欲しかった理由はもう一つあります。このCDプレーヤーの液晶をナナメから見ると“REPEAT ┌all └one”という表示が見え、如何にもリピート再生機能が備わっているように見えます。
しかし、操作ボタンにはリピートは無く、設計段階で検討はされたものの液晶表示だけ残ってしまったのでは無いかと思われます。しかし、私が以前このCDプレイヤーを所持していた時、分解しながら再生をしていた時に何かの拍子で“REPEAT”表示が付いていたのを見たことがあるのです。
その後、二度とその現象を再現することは出来ませんでした。果たしてこの頃リピート機能が見れたのは私がこのCDプレイヤーに機能が欲しいという要望から生まれた幻想なのか?もしくは夢だったのか?はたまた現実だったのか??これを試してみたかったのですよ。早速検証してみます。
これを解析するには操作ボタン周りの配線を追ってみる必要があるでしょう。幸い、このポータブルCDプレイヤーは片面基板なので配線は追いやすいです。軽く追ってみた感じではソニー製の「CXP5024H-045」というワンチップマイコン?に繋がっています。操作ボタンのみならず、液晶ディスプレイにも繋がっていてこれがCDプレイヤーの操作系を担っていると思われます。
キー周りの配線だけを追ってみました所こんな感じです。キーの配線は大きく分けて早送り/巻き戻しキーがD401のダイオードを通じてマイコンの22番ピンへ、再生・一時停止/停止キーがD402のダイオードを通じて23番ピンへ繋がっていました。
マイコンには空きピンもありましたが、ここに繋がることは無いでしょう。なぜならここが接触して不意にリピート機能が有効になることは無さそうですからね。となると、他にあるとすればキーに別の配線経路がある可能性です。例えば、現在、再生・一時停止/停止キーは23番ピンに繋がっていますが22番ピンへ繋げば別機能を実現できる可能性は無いでしょうか?
やはり、ビンゴでした。巻き戻しキーKS1の配線をマイコンの23ピンへ経由するD402のダイオードに接続してやるとリピート機能が有効になったのです!!ヤッター!!!結果的には2枚目の写真に見える位置から、配線を引っ張り、押しボタンスイッチを付ければリピート再生機能が有効になります。
成功すると、一曲リピート→全曲リピートの順でリピート再生機能が有効になり、液晶にも表示されるようになります。全曲では確かめていませんが一曲リピートは動作するのを確認しました。やはり、私が見たものは幻想や夢などでは無かったのです!スッキリしました。
ちなみに、基板上に該当するキーの配置は無く完全に隠し機能であると思われます。初期の設計段階では検討され実装はされたものの、コストダウンの観点からリピート再生機能のボタンが削除されてしまったのではないかと思われます。実装されているのに搭載されないのは実に勿体ない話だと思います。この案件は、私の誤作動による液晶のリピート表示を見つけていなければ解明しなかった事実と思われ、完全なる奇跡に近い発見だと思います。
しかし、操作ボタンにはリピートは無く、設計段階で検討はされたものの液晶表示だけ残ってしまったのでは無いかと思われます。しかし、私が以前このCDプレイヤーを所持していた時、分解しながら再生をしていた時に何かの拍子で“REPEAT”表示が付いていたのを見たことがあるのです。
その後、二度とその現象を再現することは出来ませんでした。果たしてこの頃リピート機能が見れたのは私がこのCDプレイヤーに機能が欲しいという要望から生まれた幻想なのか?もしくは夢だったのか?はたまた現実だったのか??これを試してみたかったのですよ。早速検証してみます。
これを解析するには操作ボタン周りの配線を追ってみる必要があるでしょう。幸い、このポータブルCDプレイヤーは片面基板なので配線は追いやすいです。軽く追ってみた感じではソニー製の「CXP5024H-045」というワンチップマイコン?に繋がっています。操作ボタンのみならず、液晶ディスプレイにも繋がっていてこれがCDプレイヤーの操作系を担っていると思われます。
キー周りの配線だけを追ってみました所こんな感じです。キーの配線は大きく分けて早送り/巻き戻しキーがD401のダイオードを通じてマイコンの22番ピンへ、再生・一時停止/停止キーがD402のダイオードを通じて23番ピンへ繋がっていました。
マイコンには空きピンもありましたが、ここに繋がることは無いでしょう。なぜならここが接触して不意にリピート機能が有効になることは無さそうですからね。となると、他にあるとすればキーに別の配線経路がある可能性です。例えば、現在、再生・一時停止/停止キーは23番ピンに繋がっていますが22番ピンへ繋げば別機能を実現できる可能性は無いでしょうか?
やはり、ビンゴでした。巻き戻しキーKS1の配線をマイコンの23ピンへ経由するD402のダイオードに接続してやるとリピート機能が有効になったのです!!ヤッター!!!結果的には2枚目の写真に見える位置から、配線を引っ張り、押しボタンスイッチを付ければリピート再生機能が有効になります。
成功すると、一曲リピート→全曲リピートの順でリピート再生機能が有効になり、液晶にも表示されるようになります。全曲では確かめていませんが一曲リピートは動作するのを確認しました。やはり、私が見たものは幻想や夢などでは無かったのです!スッキリしました。
ちなみに、基板上に該当するキーの配置は無く完全に隠し機能であると思われます。初期の設計段階では検討され実装はされたものの、コストダウンの観点からリピート再生機能のボタンが削除されてしまったのではないかと思われます。実装されているのに搭載されないのは実に勿体ない話だと思います。この案件は、私の誤作動による液晶のリピート表示を見つけていなければ解明しなかった事実と思われ、完全なる奇跡に近い発見だと思います。
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