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ゲームボーイライトを分解していて気になった写真。

ゲームボーイのCPUは例えスケルトンモデルでもシールドに覆われており見ることは出来ないが、分解してようやくその姿が露わになる。CPUはゲームボーイポケットと同じものです。電池ボックスが位置している部分の基板には“WARNING RISK OF ELECTRIC SHOCK”の注意書きがあります。これは感電注意と言う意味です。感電の理由は前記事の通り、ELバックライトを点灯させるのに高電圧が必要だからです。

ゲームボーイライトのみ本体正面真ん中にミツミ電機製のELバックライト用昇圧トランスが見えます。これならスケルトンモデルでもバッチリ見えます!

これが発光させるのに高電圧が必要なELです。これはいわゆる無機ELという物で、有機EL(OLED)が登場する前はELと言えば無機ELのことでした。無機ELは面発光させるのみの効果で明るくも無いので、せいぜいバックライト程度にしか用いられておらず、輝度が上がれば照明にも応用できるとも言われていますが実用化はされていません。表札に使用されている例もあります。

ゲームボーイのCPUは例えスケルトンモデルでもシールドに覆われており見ることは出来ないが、分解してようやくその姿が露わになる。CPUはゲームボーイポケットと同じものです。電池ボックスが位置している部分の基板には“WARNING RISK OF ELECTRIC SHOCK”の注意書きがあります。これは感電注意と言う意味です。感電の理由は前記事の通り、ELバックライトを点灯させるのに高電圧が必要だからです。

ゲームボーイライトのみ本体正面真ん中にミツミ電機製のELバックライト用昇圧トランスが見えます。これならスケルトンモデルでもバッチリ見えます!

これが発光させるのに高電圧が必要なELです。これはいわゆる無機ELという物で、有機EL(OLED)が登場する前はELと言えば無機ELのことでした。無機ELは面発光させるのみの効果で明るくも無いので、せいぜいバックライト程度にしか用いられておらず、輝度が上がれば照明にも応用できるとも言われていますが実用化はされていません。表札に使用されている例もあります。
次に偏光板を取り付けます。私が購入した偏光板はこれ。アーテックなので理科実験用の奴ですね。

偏光板には向きがあるので動作確認を兼ねてゲームボーイライトに液晶を取り付けて、電源を入れます!
※:ゲームボーイライトの場合電源を入れる時は一番奥までスイッチをスライドしない(バックライトを点灯しない)ようにします。ELバックライト出力に高電圧が掛かってしまうので回路に触れると感電する場合があります。

画面は至って綺麗で、ドット欠けなども見られませんでした。最高!!

映る向きを確認できたらゲームボーイライトの液晶を取り付ける位置に合わせて切り取った偏光板を乗せます。接着剤や両面テープなどは不要、乗せるだけです。
偏光板には両面保護シートが貼られているので剥がすのを忘れずに!

組み立てて動作確認したら修理完了です!!今回修理した個体は液晶にまでビネガーが及んでおらずかつ、ドット欠けも無い大変状態の良いものでした。いつもここまで上手く行くと良いんですけどね♪


偏光板には向きがあるので動作確認を兼ねてゲームボーイライトに液晶を取り付けて、電源を入れます!
※:ゲームボーイライトの場合電源を入れる時は一番奥までスイッチをスライドしない(バックライトを点灯しない)ようにします。ELバックライト出力に高電圧が掛かってしまうので回路に触れると感電する場合があります。


画面は至って綺麗で、ドット欠けなども見られませんでした。最高!!

映る向きを確認できたらゲームボーイライトの液晶を取り付ける位置に合わせて切り取った偏光板を乗せます。接着剤や両面テープなどは不要、乗せるだけです。
偏光板には両面保護シートが貼られているので剥がすのを忘れずに!

組み立てて動作確認したら修理完了です!!今回修理した個体は液晶にまでビネガーが及んでおらずかつ、ドット欠けも無い大変状態の良いものでした。いつもここまで上手く行くと良いんですけどね♪
せっかくの限定モデルなので直してみることにしてみました。

直し方としては液晶の表面に貼ってある偏光フィルムを剥がしてかつ、表面に残った接着剤を除去してから新しい偏光板を取り付けます。1枚目の写真が偏光フィルムを剥がし始めたところで、2枚目が偏光フィルムを剥がした所です。白い接着剤の跡が残っているのがわかります。厳密に言えばビネガーシンドロームはこの接着剤が変質してお酢に変わってしまう現象です。更に症状が進むとフィルムを溶かしたり、液晶本体にまで影響が及ぶので出来るだけ早く処置することが重要。

接着剤の剥がし剤は「ロックタイトの強力粘着剤はがし(ヘンケルジャパン)」を使いました。これは私の場合でイソプロパノール(IPA)を使うのが一般的なようです。接着剤を剥がすためのハケもこれ付いているものが丁度いいです。ちなみにこの“強力粘着剤はがし”はかなりハネるので汚れても良い衣服の着用と出来ればゴーグルも着用しておくと良いかもしれません。後、液晶側の匂いも“強力粘着剤はがし”の匂いもキツイので外で作業することをオススメします(酢酸化した接着剤を酢酸ブチルで落とす感じなのでw)。

これが接着剤を完全に剥がした液晶です。液晶のベタつきをガラスのツヤが出るまで完全に除去する訳なのですが、ここまで達するのにかなりの時間が掛かってしまいました。“強力粘着剤はがし”が液晶の配線に付着してしまうとドット欠けに繋がる原因になるので、出来るだけ付かないようにします。付いた時は必ず拭き取りましょう。とは言っても、液晶の配線に“強力粘着剤はがし”が付かないようにするのはかなりの困難で私は配線の上に乗っているシリコンを剥がしてしまいました💦


直し方としては液晶の表面に貼ってある偏光フィルムを剥がしてかつ、表面に残った接着剤を除去してから新しい偏光板を取り付けます。1枚目の写真が偏光フィルムを剥がし始めたところで、2枚目が偏光フィルムを剥がした所です。白い接着剤の跡が残っているのがわかります。厳密に言えばビネガーシンドロームはこの接着剤が変質してお酢に変わってしまう現象です。更に症状が進むとフィルムを溶かしたり、液晶本体にまで影響が及ぶので出来るだけ早く処置することが重要。


接着剤の剥がし剤は「ロックタイトの強力粘着剤はがし(ヘンケルジャパン)」を使いました。これは私の場合でイソプロパノール(IPA)を使うのが一般的なようです。接着剤を剥がすためのハケもこれ付いているものが丁度いいです。ちなみにこの“強力粘着剤はがし”はかなりハネるので汚れても良い衣服の着用と出来ればゴーグルも着用しておくと良いかもしれません。後、液晶側の匂いも“強力粘着剤はがし”の匂いもキツイので外で作業することをオススメします(酢酸化した接着剤を酢酸ブチルで落とす感じなのでw)。

これが接着剤を完全に剥がした液晶です。液晶のベタつきをガラスのツヤが出るまで完全に除去する訳なのですが、ここまで達するのにかなりの時間が掛かってしまいました。“強力粘着剤はがし”が液晶の配線に付着してしまうとドット欠けに繋がる原因になるので、出来るだけ付かないようにします。付いた時は必ず拭き取りましょう。とは言っても、液晶の配線に“強力粘着剤はがし”が付かないようにするのはかなりの困難で私は配線の上に乗っているシリコンを剥がしてしまいました💦
家の部屋を片付けてたら、ファミ通限定モデルのゲームボーイライトが出てきました。ゲーム雑誌“ファミ通”500号を記念して作られたスケルトンモデルとなっています。このモデルにはブリスターパックに入っているバージョンと箱に入っているバージョンが存在していますが、私が持っていたのは後者のものです。

当然、箱に入れて保管していたのですが見事に液晶がビネガーシンドロームを引き起こしていました😭
ビネガーシンドロームとは液晶の上に貼ってある偏光フィルムが加水分解により溶けてしまい、お酢になってしまう現象のことです。これにならない秘訣は風通しが良い場所に保管しておくことで、今回は箱の中に入れっぱなしだったのでビネガーシンドロームに陥ってしまったと思われます。

動作確認をしてみた所、画面を斜めにしてみると若干見えました。ゲームボーイライトのウリであるELバックライトも点灯、音もちゃんと出ていました。ということで駄目なのは液晶だけの模様です。


当然、箱に入れて保管していたのですが見事に液晶がビネガーシンドロームを引き起こしていました😭
ビネガーシンドロームとは液晶の上に貼ってある偏光フィルムが加水分解により溶けてしまい、お酢になってしまう現象のことです。これにならない秘訣は風通しが良い場所に保管しておくことで、今回は箱の中に入れっぱなしだったのでビネガーシンドロームに陥ってしまったと思われます。


動作確認をしてみた所、画面を斜めにしてみると若干見えました。ゲームボーイライトのウリであるELバックライトも点灯、音もちゃんと出ていました。ということで駄目なのは液晶だけの模様です。