Panasonic 充電式EVOLTA・eneloop対応 急速充電器 BQ-CC11

BQ-CC11_1パナソニックの現行充電器である“BQ-CC11”。ご覧の通り、リサイクルショップで1590円で売っていたので買ってしまいました。こうしてまた充電器が増えていくのですね…。
パッケージは写真の様に白ベースでeneloopを意識したものになっています。この充電器で気になっていたのが、普通の充電表示ランプに加え「ECONAVI(エコナビ)」ランプが付いていること。このランプの挙動が気になってつい買ってしまった経緯があります。

BQ-CC11_2パッケージ裏の特長。
単3形・単4形兼用充電器
充電式EVOLTA、eneloop両シリーズに対応
待機時消費電力ゼロモード搭載
スマートチャージ機能
電池クイック自動診断機能
マイコン制御で1本ずつ独立充電
スライド式保護カバー付き

と、とにかく盛りだくさんの機能で脚注が書けないほどです。その中でも大きいのが“充電式EVOLTA”シリーズと“eneloop”シリーズ双方の電池に対応していることでしょうか。eneloopは旧・三洋電機から発売された品番HR-3から始まるものも充電可能となっています。

BQ-CC11_3充電器の外観。デザイン的には丸っこく、一見スリムデザインのように見えますが、下に付いている保護カバーが出っ張っており、どうも不格好な印象を受けます。これがスッキリしていたら合格点なのですけどね…。

 

 

BQ-CC11_4充電器裏。もはや充電器の定番となっている折りたたみ式のプラグ。入力は「AC100-240V 17VA 50-60Hz」でワールドワイドタイプ、出力は「DC1.5V 550mA×4(単3)/275mA×4(単4)」となっている。これは以前紹介した“BQ-CC08”と同じ仕様である。
ここにも「充電式エボルタ/エネループ 両対応」と書いてある。生産国は中国

 

BQ-CC11_5セット例。保護カバーは上にスライドするようにして開けるようになっています。この充電器は独立充電できるので、以前紹介した富士通のFC344のように電池を揃える必要もなく、全てバラバラな電池でも充電が可能です。
BQ-CC08にあったポップアップ機構も継承。これは単3のスロットのみマイナス側を押すと電池が浮き上がり、電池が取り出しやすくなる構造になっています。

BQ-CC11_6取扱説明書より充電時間の目安。min.2400~2500mAhのハイエンドタイプのニッケル水素電池でも電池3~4本でも約5時間充電で以前紹介したFC344の9時間とはえらい違いです。

 

BQ-CC11_7充電中の様子。充電表示ランプは下の4つのLEDで、電池1本づつの個別表示になっています。ランプはBQ-CC08と同じく、充電開始時に速点滅の診断モード(約2秒)に入った後に充電に移行、充電中は点灯、充電完了で消灯、異常検知で点滅の表示になります。

 

 

BQ-CC11_8やはり、気になるのはエコナビランプであろう。取説を見て見るに、このランプはこの充電器に搭載された、「いち早く満充電を検知して、充電時間と消費電力のムダを省く機能」である“スマートチャージ機能”が働いていることを示すもののようです。このスマートチャージ機能は充電池の劣化や周囲温度や電池温度の上昇などが起きると中断されるようです。充電中は大抵スマートチャージ機能が働くので、実際エコナビランプが消灯している状態のほうが珍しい。

取説ではエコナビランプが点いていなくても充電表示ランプが点いていれば充電は続行されているので、問題はない旨が書かれている。そう考えるとこのエコナビランプ、飾り物のような気がしますw。

総合すると充電時間も含めて機能的には下位モデルのBQ-CC21とほぼ同じ、エコナビランプは付いてなく状態把握は出来ませんがスマートチャージ機能も搭載しています。ただ違うのが待機時消費電力ゼロモードが搭載されている点。充電完了後の待機消費電力が0.005W未満なのだそうです。自分的にはこの待機電力ゼロの状態を表すのがエコナビランプだと思ったよ。普通そう思いませんか?

BQ-CC11_9追記(2013/10/31)
一回充電を行った後、もう一度別の電池を使って充電してみたところ、充電器本体が温まっていたためかエコナビランプが点かない状態での充電に突入。この状態でも下部充電表示ランプは点灯していますので異常動作ではありません。このまま放って置いたらエコナビランプが点灯、スマートチャージ機能が作動し正常充電に移行しました。


Panasonic 充電式EVOLTA・eneloop対応 急速充電器 BQ-CC11」への4件のフィードバック

  1. RQ-SX50

    やはり充電器もコレクションしてしまいますよね。
    自分も使いもしないのに450mAhの単3ニカドを満充電するのに12時間かかる
    超低速充電器を見つけては購入してしまい置き場所に困っているところです。
    個人的にはガム電池の充電器と6Vのシール鉛蓄用充電器を増やしたいところです。

    返信
    1. みはりん 投稿作成者

      充電器は故意に集めているわけではないのですが、充電池を買ってると充電器が勝手に増えてくるw。
      充電器箱をひっくり返してみたら、こんなにたくさんの充電器が。
      http://miharin.moo.jp/blog/recharge/tmp/charger.jpg
      これでもほんの一部でまだたくさんありますw。まぁ、今回のBQ-CC11のように好奇心で買ってしまったものもありますがね。この中には乾電池充電器や自作したものまで色んな物があります。

      シール鉛蓄電池の充電器は6Vがユアサのこれ、12Vがナショナルのこれしか所有していませんね。注液式(ベント形)の鉛蓄電池充電器は別に持っていますが。

      返信
  2. 伍玖肆

    どのようにeneloopが寿命になるかを報告します

    先ずNC-TG1では充電エラーが出るようになります
    そういう『一次寿命』になってしまったのをNC-M58に入れてみると充電できます
    しかしそのうちにNC-M58に入れても極く短時間で充電ランプが消えるようになってしまいます
    充電しても電圧が上がらないから充電済と判断するものと思われます
    そうなってしまったのを以前は廃棄していましたが
    定電流充電器を作って充電してみたら軽負荷機器には使えることが分かりました
    NC-M58では充電できないが定電流充電すれば使えないこともないレベルのを『二次寿命』と呼ぶことにしました
    [594]

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  3. yohibusi

    使ってみてわかりましたが、amazon等のレビューにあるようにBQ-CC08にあった「4本充電した際に1本だけ充電が完了せずに電池が熱くなる」という現象はBQ-CC21、BQ-CC11に引き継がれてしまったみたいですね… 特定の電池に発生したり、古い電池に発生したりするのならば個別制御でていねい充電しているためと思えるのですが新品電池でも関係なく完全ランダムで起こるので不具合なのではと思えてしまいます。
    どうやらBQ-CC55、BQ-CC57では解消されているみたいなので期待です。久しぶりの残量表示付き有名メーカー充電器でもあるので。

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