eneloop | HR-3UTG | 
 最初期ロット(2005-10ロット)。

 (R)青文字表記版(2006-11ロット)。

 (R)灰文字表記版(2008-06ロット)。 | ●記念すべき最初のeneloop。2005年11月14日発売。このeneloopは今までニッケル水素電池の欠点である自己放電やメモリ効果を改善し爆発的にヒットした電池になり、他社からも類似品が多数発売された。 ・この世代のeneloopは様々なマイナーチェンジをしていて、被覆が変わったり、eneloop(R)表記になったりしている(左写真を参考)。 ・余談。筆者はeneloop発売時の初期ロットを持っているが、未だに使えているのは凄い。 ☆1.2V Min.1900mAh/1000回 |
HR-3UTGA | 
 | ●第2世代eneloop。2009年11月14日発売。 ・容量は第1世代品とはそのままに充放電使用回数が1500回に改善された。 ・見分け方は容量表示の場所に表示されている王冠マーク。これが表示されているのが改善版である。 ☆1.2V Min.1900mAh/1500回 |
HR-3UTGB | 
 | ●第3世代eneloop。2011年11月発売。 ・自己放電キープ機能をより向上させ、満充電後5年でも約70%のエネルギーを保持しつつ、充放電使用回数も1800回になった。 ・見分け方は2世代品と同じく容量表示の場所の王冠マークだが、王冠マークの下に線が入ったようなデザインになっている。また、表記部分が銀色になっている。 ☆1.2V Min.1900mAh/1800回 |
eneloop plus | HR-3UPT | 
 | ●過昇温防止機能搭載のeneloop。2011年12月1日発売。 ・PTCサーミスタによる過昇温防止機能を搭載したeneloopで、電池の逆装填などの誤使用による電池の温度上昇を防止した付加機能タイプ。スペックは第3世代品と同じで充電器も同様のものが使用可能。 ・この電池の前身に当たるのが後述する「トイセル」で同電池にもPTCサーミスタが搭載されていた。なお、単1・単2のエネループには最初からPTCサーミスタが搭載されている。 ☆1.2V Min.1900mAh/1800回 |
eneloop pro | HR-3UWX | 
 | ●大容量化したeneloop。2011年7月21日発売。 ・eneloopシリーズ最大の特徴である自己放電キープ機能を搭載し、なおかつ2400mAhの大容量を実現。ただし、充放電使用回数が第2世代eneloop(1500回)の1/3に当たる500回となる。 ・電池の直径が従来品よりも若干大きいため、eneloop純正のスペーサーが使用不可なので注意。ちなみに筆者所有のeneloop kairo(KIR-SL1)にも若干入りにくい印象を受けた。 ☆1.2V Min.2400mAh/500回 |
HR-3UWXB | 
 | ●第2世代eneloop pro。2012年10月25日発売。 ・容量がmin.2450mAhに上がり、1年後のエネルギー残存率を75%から85%改善したパワーアップモデル。充放電使用回数が500回なのはそのまま。直後にPanasonicブランドのeneloopが発売されたため、発売期間は短かった。 ※このHR-3UWBは“eneloop book”未掲載ですが、便宜上記載しています。なお、このeneloop proが発売されたのが2012年10月なので、同年4月に発行されたeneloop bookには収録されていないのです。 ☆1.2V Min.2450mAh/500回 |
eneloop lite | HR-3UQ | 
 | ●eneloopのエントリー版。2010年6月22日発売。 ・通常のeneloopに比べ低容量にしたことで、軽量化・充電回数2000回を可能にしたエントリーモデル。価格も通常のeneloopよりも低価格になっている。 ・後述するイオンと三洋電機が共同開発した「トップバリュ 共環宣言」ブランド充電池の後継品で同ブランドの充放電使用回数が1300回なのに対し、eneloop liteは2000回と改善されている。
☆1.2V Min.950mAh/2000回 |
Ni-MH 2700 | HR-3UG | 
 | ●ニッケル水素電池クラス最大容量。2005年11月14日発売。
・使い分けのために青(L)と白(W)の2種のデザインがある(写真は青)。
・初期ロット品は自己放電が酷い不具合がある模様。
☆1.2V Min.2500mAh |
Ni-MH 2500 | HR-3UF | 未所持 | ●Typ.2500mAhのニッケル水素電池。 ・他社のOEM品を買ったので筆者未所有。ちなみにFDK発売の富士通HYDRO POWERブランドの電池もHR-3UFの同一型番で発売されている。 ☆1.2V Min.2300mAh |
Ni-MH 2300 | HR-3UB | 
 | ●Typ.2300mAhのニッケル水素電池。
・HR-3UAと同じデザインだが、「High Capacity」のフォントが違う、容量表示にカコミが付いている、の違いがある。
☆1.2V Min.2150mAh |
Ni-MH 2100 | HR-3UA | 
 | ●Typ.2100mAhのニッケル水素電池。2002年9月21日発売。
・ロットにより劣化が激しい個体があった模様。筆者が使っていたものではそんなに劣化は感じられず、ロットによるもの??
☆1.2V Min.2000mAh |
トワイセル 1700 | HR-3USV HR-3UND | 
 HR-3USV

 HR-3UND | ●Typ.1700mAhのニッケル水素電池。
・HR-3UNDはHR-3USVのエントリーモデルで高容量のニッケル水素電池が現れてもしばらく生産されていた。
・eneloop bookではHR-3USV(ND)と同一のものとして扱われている。またトワイセルという通称があるものの、電池そのものには記載されていない。
☆1.2V Min.1600mAh |
トワイセル 1600 | HR-3US | 
 海外版 | ●Typ.1600mAhのニッケル水素電池。
・写真は海外版のもの。表記はHR-3Uと前世代の型番が書いてあるが、1600とあるのでHR-3US相当かと思われる。海外版ではトワイセルブランドとして電池にも表記されていた。日本版のデザインは上記HR-3USVのものと同一のはず。
☆1.2V Min.1500mAh |
トワイセル 1500 | HR-3U | 未所持 | ●三洋初のニッケル水素電池。 ☆1.2V Min.1400mAh |
IC3 2300 | HR-3RSA | 
 | ●15分充電器専用のニッケル水素電池(大容量タイプ)。2004年11月1日発売。
・三洋とレイオバック社が共同開発した急速充電システムI-C3(In-Cell-Charge-Control)用の充電式電池。
・本電池はtyp.2300mAhの大容量タイプで対応充電器は「NC-RS20」のみである。
・なお、この電池には圧力制御機構を内蔵している関係上、+端子の背が低いので扱いに注意すること。
☆1.2V Min.2150mAh |
IC3 1700 | HR-3RSB | 
 | ●15分充電器専用のニッケル水素電池(低容量タイプ)。2004年11月1日発売。
・三洋とレイオバック社が共同開発した急速充電システムI-C3(In-Cell-Charge-Control)用の充電式電池。
・本電池はtyp.1700mAhの低容量タイプで対応充電器は「NC-RS20」・「NC-RS10」のみである。
・HR-3RSA同様、+端子の背が低いので扱いに注意。ちなみに15分充電池の見分けは下部の黒い帯に接点が当たることで検出している模様。
☆1.2V Min.1600mAh |
2010年6月版eneloop bookのみ掲載の電池 |
トイセル | HR-3GA | 

 | ●過昇温防止機能を搭載した玩具向けニッケル水素電池「Toy Cell(トイセル)」。2005年7月21日発売。
・PTCサーミスタを搭載。電池の誤使用などによる電池の加熱を防止した電池で、現在のeneloop plusの前身に当たる。
・後述する三洋とトミー(現・タカラトミー)と共同開発したEvery Denchi(エヴリデンチ)を量販店ルートで発売できるようにしたもので、容量・機能共に同電池と同じである。
・任天堂のライセンス取得商品であり、単3電池を用いる初代ゲームボーイアドバンスでの使用を推奨していた。
・玩具向けという観点からか電池本体には三洋の問い合わせ住所と電話番号を表記(左写真下を参照)。これは歴代三洋ニッケル水素電池唯一である。
☆1.2V Min.1550mAh |
eneloop bookには掲載されていない電池 |
- | HR-3UAE | 
 | ●イオン「トップバリュ 共環宣言」充電池。2008年5月28日発売。
・イオン系統のスーパーやドラッグストアで発売された、エントリーモデルのニッケル水素電池。イオンと三洋が共同開発した。
・系譜的には「eneloop lite」の前身に当たり、容量が低い分、充電回数の向上および軽量化を可能にした。もちろん、自己放電キープ機能も搭載されている。
・ちなみに型番「HR-3UAE」の“AE”はイオン(AEON)の略と見られる。
☆1.2V Min.950mAh/1300回 |
- | HR-3UTO | 
 | ●玩具向けニッケル水素電池「Every Denchi(エヴリデンチ)」。2003年11月発売。
・今までリチウム電池などで使われていたPTCサーミスタをニッケル水素電池として初めて採用、電池の誤使用などによる電池の加熱防止を可能にした。
・三洋とトミー(現・タカラトミー)との共同開発でトミーの販売網を通じて発売されたため、玩具店でのみ入手可能だった。後に量販店ルートでも発売できるようにしたのが前述した「Toy Cell(トイセル)」である。
・電池本体の「毎日繰り返し!」という表記や毎日(Everyday)使う電池(Denchi)、「エヴリデンチ」というネーミングから、三洋(トミー?)が普通の電池との置き換えを狙っていたという意志が伺えます。ある意味位置的にはエネループの前身と言えるかもしれませんね。
・ちなみに型番「HR-3UTO」の“TO”はトミー(TOMY)の略と見られる。
☆1.2V Min.1550mAh |