Power Energy(パワーエナジー) 3 / 4 単3形/単4形 アルカリ乾電池

もはや、何代目かもわからない“トライアルカンパニー”のアルカリ電池です。こちらはスタンダードタイプのアルカリ電池で、かつてはの見た目が目立つ印象のデザインでありましたが、平凡なアルカリ電池らしいデザインへと転身しました。
デザインは金をベースとして、誤挿入防止を兼ねていると見られるマイナス極の青い帯が特徴的と言えるでしょう。ロゴ部分にもと黒のデザインがあしらわれています。


パッケージです。価格は単3と単4の4本シュリンクパックがそれぞれ、税抜で89円となっていました。そんな低価格のアルカリ電池なのにも関わらず、使用推奨期限7年シュリンクのラベルは両面に貼られている豪華仕様となっています。キャッチコピーは“強力長持ち!”。“Power Energy(パワーエナジー)”というブランドが付けられていて、ロゴ「y」の文字が稲妻のようになっています。
4本シュリンクパックの型番は単3が“LR6/S4P/T”、単4が“LR03/S4P/T”となっています。バーコードの事業者名は“(株)オーム電機(4971275)”となっていました。前モデルまでは兼松からの供給でしたが、今モデルからオーム電機からの供給に変更されたようです。かつてトライアルはオーム電機からの供給でアルカリ電池を発売していたようですが、あまり評価は芳しく無かったようで…。


電池の外観です。全モデルと比べると金色が多く占めるデザインでアルカリ電池さが増しました。注意書きはちょっと小さめの文字で読み難い印象。社名表記は“株式会社トライアルカンパニー”となっています。前モデルの後期出荷版では輸入者“兼松株式会社”と供給元がバレバレになっていましたが、今回のモデルで特に供給元は記載されていません。生産国は“Made in China”で中国製

プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限の印字はマイナス極側の外装ラベルに印字されていましたが、青い色なので見方によっては黒色の印字が見えにくいかもしれません。
使用推奨期限は単3と単4共に「11-2026」となっていました。パッケージには『7年保存可能』の記載がありましたから、それぞれ2019年11月製造の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました。写真では写りが薄くて見えにくいかもしれませんが、単3には「N41603 9J2410」の、単4には「N31909 9J1520」のロット番号と思われるレーザー刻印が見られました。
このパターンの印字は同じくオーム電機供給でビックカメラグループで販売されている、ORIGINAL BASICのアルカリ電池と同じです。7年期限という点でも同電池と一致しています。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。濃緑色の絶縁リング、切り欠きを下に置いた状態左にアルファベット上に数字が刻印されているタイプです。単3には「左“Z” 上“37”」の刻印、単4には「左“C” 上“10”」の刻印がありました。このタイプの刻印は“Vアルカリ乾電池”など、オーム電機販売のアルカリ電池で見られるので、同じ製造元なのかもしれませんね(Fujian Nanping Nanfu Battery Co., Ltd.製?)。
マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。

★関連記事
アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6/LR03
→当電池の前モデルに当たると見られるトライアルカンパニーのアルカリ電池。供給元は兼松であり、後期出荷モデルでは輸入者に兼松の社名表記も見られた。

ORIGINAL BASIC 3 / 4 単3形/単4形 アルカリ乾電池
→ビックカメラグループで発売されているオーム電機供給のアルカリ電池。7年期限という特徴が当電池と一致している。ちなみにオーム電機純正のアルカリ電池で使用推奨期限7年のものは存在しない。


Power Energy(パワーエナジー) 3 / 4 単3形/単4形 アルカリ乾電池」への2件のフィードバック

    1. みは 投稿作成者

      コメントありがとうございます。
      電池の自動販売機を見ないのはコンビニなど24時間営業のお店が増えたからと言う理由もありそうですが、実際は電池の自動販売機を製造するメーカーが無いというところなんでしょうね。だから、稼働している電池自動販売機を見たときは大切に扱ってあげましょう❤

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