【小ネタ】パナソニックアルカリ乾電池の単5形がアメリカ製に変わった

lr1xj_1ケーズデンキの電池コーナーを見ていたら、パナソニックアルカリ乾電池単5形がインドネシア製からアメリカ製に変わっていたことに気が付きました。
今回は小ネタとして、アメリカ製に変わったパナソニックアルカリ乾電池の単5を以前の物と徹底比較してみたいと思います。写真が多いので、正直小ネタにするかどうかは迷ったのですけど。

 

lr1xj_2まずはパッケージ表面ね。一番右が今回発見したアメリカ製真ん中が前モデルに当たるインドネシア製です。今回、インドネシア製を探している時に偶然見つけた日本製も緊急参戦です。で、一番左日本製です。
この面に関しての違いはほとんどありません。使用推奨期限が2年(JIS準拠)という点も全く同じとなっています。

 

lr1xj_3次はパッケージ裏面です。上記と同じく、左:日本製中:インドネシア製右:アメリカ製になっています。注意書きやバーコード、“LR1XJ/2B”という型番はどれも同じですが、使用推奨期限の表記が日本製までは印字インドネシア製から印刷に変わっています。日本製までは原産国の表記が無かった事も大きい特徴と言えるでしょう。気のせいでしょうか、今回発見したアメリカ製の個体は台紙の白い部分が一際白いように感じられます。

lr1xj_4次はいよいよ電池本体の比較です。まずは電池の顔である表から。上から日本製インドネシア製アメリカ製となっています。日本製やインドネシア製の違いはあまり感じられないものの、アメリカ製は若干印刷が薄いように感じられました。ちなみに表から見た電池のデザインはどれも全く同じです。

 

lr1xj_8今回発見したアメリカ製の大きな特徴は使用推奨期限の表記箇所が異なっているという点です。日本製→インドネシア製までは電池下部(マイナス側)にインクで印字されていましたが、アメリカ製では刻印に変更され、使用推奨期限の年表記が西暦4桁から2桁へ変更されています。
アメリカ製では使用推奨期限の刻印印字による余白確保の為か大きくスペースがあるのも個人的に印象的なポイントです。

lr1xj_5その結果、注意書き部分が圧縮されてしまい、アメリカ製の個体では『LR1(XJ) 1.5V 水銀(ゼロ)使用』表記の位置が極限まで引き上げられていますね。注意書きの文字を余白ができたマイナス側に逃がしてやれば良いようにも見えますが…。
あっ、今この写真見てて気づいたけど、注意書きのフォントも“スーラ”からパナソニックグループ共通フォントである“イワタUDゴシック”に変わってますね。

lr1xj_6おまけで社名表記部分です。ちなみに、
日本製の使用推奨期限が「04-2014」(2012年4月製造)
インドネシア製の使用推奨期限が「11-2015」(2013年11月製造)
アメリカ製の使用推奨期限が「04-18」(2016年4月製造)
です。

 

lr1xj_7マイナス側。日本製→インドネシア製まではマイナス極底板が真っ平らだったのに対し、アメリカ製は底板中央に凹みがあるのも大きな特徴になっています。その為、アメリカ製の個体はパッケージ裏にある原産国を見なくても、パッケージを取って電池下部を見るだけで判別可能です。

 

lr1xj_9なお、アメリカ製ロットの製造元は不明ですが、マイナス極底板に凹みがあるという特徴からEnergizer製では無いのではないでしょうか。ただし、同社アメリカ製ロットの電池を持っていないので完全妄想になってしまいますが(写真の単4はシンガポール製)。
ちなみにEnergizerはパナソニックに単3・単4リチウム乾電池をOEM供給しており、繋がりが無い訳ではありません。


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