PROCELL(R) BY/PAR DURACELL(R) PC1604 9V

PC1604_1アメリカの“デュラセル”が発売している業務用のアルカリ電池“PROCELL”9V形です。日本では主にエフェクターなどの楽器用として発売されており、楽器店に売られていることが多い電池です。この電池には9V形のみではなく、他のサイズのものも存在していますが、そのような経緯から日本では9V形のみ出回っている状況となっています。
今回、デザインが変更され、鮮やかなオレンジ色が印象的な電池となりました。

PC1604_2前世代・前々世代のPROCELLと比較してみました。前世代・前々世代ではほぼ同様のデザインで引き継いでいるのにも関わらず、現行品では“PROCELL”の文字色のみが引き継がれているのみで、デザインが全く異なっているものになっています。むしろ、こちらの方のデザインがレトロデザインで古いデザインに見えてしまいますよね。初め、このデザインの電池を見た時新しいバリエーションが出来たのかと勘違いした程です。

ちなみに“DURACELL”のロゴは海外で発売されているハイグレードアルカリ「Duracell Quantum」で使われている、太めな従来のロゴよりもシャープになった新しいロゴが採用されています。

PC1604_3端子部の比較。マイナス極の端子はいずれも四角形のものになっており、海外製9V形によく見られるものです。
なお、手前の現行品は裏側のもので『无汞PC1604』と書かれています。中国語で“无汞”は無水銀を表す言葉であり、この電池に水銀は含有されていないことがわかります。なお、英語など他言語で水銀が含まれていない旨の記載はありません。

 

PC1604_4社名表記部分。使用推奨期限は上から2010年2015年2019年3月。一番下の現行品が一番新しく、なおかつ社名表記が“P&G Inc.,”と書いてありますから、デザインは古臭いですが確かに新しい電池であります。
ちなみに“P&G”とは日本で「ファブリーズ」や「ジョイ」などで知られるあの会社。日本では電池事業を展開していないのであまりピンと来ないですよね。

PC1604_5注意書き部分。いずれも注意書きは英語フランス語の2カ国表記です。
前々世代には原産国表示はありませんでしたが、前世代で“Made in the USA”の表記が追加され、現行品で“Assembled in USA”の表記に変化しています。

 

PC1604_6底板。いずれも意味不明なロット番号が印字されており、上4ケタ下4ケタ右下2ケタという同様のフォーマットで記載されています。
アメリカ製ということはやはり、デュラセル自社生産であるのでしょうか?

 

 
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DURACELL PROCELL 9V PC1604
→本記事で紹介したデュラセル“PROCELL”9V形の前世代と前々世代をまとめて紹介した記事。本記事でも比較対象として紹介していますけどね。


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