Seria マンガン乾電池 単4形 R03P

seriamanganese_1100円均一ショップ“セリア”にて売られているPB品のマンガン電池の単4です。
このセリアオリジナルのマンガン電池には単1サイズから単4サイズまでがあり、本記事で紹介する単4サイズは8本入りのパックとなっています。
パッケージや電池本体には“PAIRDEER”ロゴが見られ、同ブランドの電池を発売している中国の電池メーカーZhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.製であると考えられます。

 

seriamanganese_2この電池、単4のマンガン電池としては珍しい金属外装でありましたが(写真上)、新しいものでは外装が変わっていました(写真下)。
その違いはパッケージ上からも一目瞭然で、金属外装だったものは銀ピカな外観なのに対し、新しいものではグレー色の外観となっています。

 

seriamanganese_3電池の外観。電池自体のデザインは同一でありますが、やはり外装違いからの色の違いが非常に気になります。
どちらも“MADE IN CHINA”の中国製、販売元は“株式会社セリア”となっています。

 

 

 

seriamanganese_4プラス・マイナス側。色でわかるとは思いますが、左2本が金属外装のもので、右2本が新しい外装のものです。金属外装のものはプラス極の赤い絶縁リングが気になります。新しい外装のものには絶縁リングの類は見られません。
使用推奨期限は金属外装のものは「03-2016」で新しい外装のものは「08-2016」となっていました。2年期限と推測すると、それぞれ2014年3月と8月製造と推測されます。

seriamanganese_5気になったので両者の外装を剥いでみることにしました。まずは金属外装の方です。
写真は金属外装を剥いだ様子で、プラス極に付いていた赤い絶縁リングが取れているのがわかります。電池は亜鉛缶剥き出しではなく、更にビニール外装されており、真ん中辺りに白い印刷がされていました。特に印字などはありません。

 

 

seriamanganese_6更にビニール外装も剥がしてみた様子です。この時点でマイナス極の底板が取れ、こちら側にも黒い絶縁リングが取り付けられていました。
これを見ると意外に手が込んでいる構造であることがわかりました。この電池はPAIRDEERのホームページに掲載されている『Metal-Jacket Cabon Zinc Battery』の単4と同じであると推測されます。写真と比較してもこの電池と構造がよく似ています。

seriamanganese_7次に新しい外装の方を剥いでみました。第一印象ではチューブ外装かビニール外装なのかな?と思いましたが実はシール外装なのでした。

 

 

 

 

seriamanganese_8外装を剥がしてみた様子です。金属外装のものと同じく、更にビニール外装もされています。真ん中辺りに白い印刷がされているビニールなのも同一の特徴です。ただしプラス極の絶縁リングは付いていませんでした。

 

 

seriamanganese_9更にビニール外装も剥いでみた様子。マイナス極の底板が取れたのは同じですが、金属外装の方に付いていた黒い絶縁リングは付いていませんでした。これら、絶縁リングの省略やラベル外装な点を考えるとコストダウンのための外装変更なのかもしれませんね。
こちらはPAIRDEERのホームページに掲載されている『PVC-Jacket Cabon Zinc Battery』の単4と同様のものでしょうか?

 

seriamanganese_10最後にプラス極の比較を。左がシール外装、右が金属外装です。両者ともプラス極の構造は同一に見えますが、シール外装の方が若干背が高いように見えます(ただし底板分の高さがあるので、外装がある状態での差は殆どわかりません)。


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