SUNRISE EXTRA HEAVY DUTY size AA R6U(S)

R6U(S)_1今回は“朝日乾電池”による「SUNRISE」ブランドの黒マンガン電池(単3)を紹介します。朝日乾電池は老舗の電池メーカーで松下電器産業(現・パナソニック)の子会社となり、組み込み(OEM)向の電池メーカーとして存在していましたが、いつの日かパナソニック エナジー社(現・パナソニックAIS社)に吸収されたようで、現在このメーカーの電池を見ることはありません。

 

R6U(S)_2この電池は大分前にリサイクルショップで入手したもので、普段見ない朝日乾電池の電池であったので大量買いした記憶があります。購入時は写真のような4本入りシュリンクパックで入手。やはり、OEM向けのものだったのでしょう。バーコードラベルは一切付いていませんでした。
ちなみにこの電池のシュリンクはほぼロゴ面が正面に向いており、さすが日本製という印象を受けます。

R6U(S)_3電池の正面と裏側の注意書き部分。名義は“朝日乾電池株式会社”で日本製。OEM向けで海外に輸出されることを想定してか、日本語と英語での注意書きが記載されています。
当時の朝日乾電池のホームページによると、黒マンガン相当の「EXTRA HEAVY DUTY()」、赤マンガン相当の「HEAVY DUTY()」、青マンガン相当の「GENERAL PURPOSE()」が存在していたようです。

R6U(S)_4使用推奨期限の印字。この特徴あるレーザー刻印は“National”ブランド日本製の“ネオ黒”にそっくりです。資本関係から見てもこれはパナソニック製であると考えるのが妥当でしょう。
ちなみに刻印は「08-07」。本体には“EXPIRY CODE”で使用推奨期限を意味し、“(MONTH-YEAR)”で(月-年)を表すので、使用推奨期限は2007年8月であろう。製造は2005年8月と推測。

 

R6U(S)_5ただ、使用推奨期限「06-2005」の日本製“ネオ黒”と比較してみると、プラス極の絶縁リングが朝日乾電池が「」なのに対し、ナショナルは「」であるなど若干構造は異なります。使用推奨期限の印字も年表記が異なるので、“ネオ黒”などとの製造ラインとは別だったのかもしれません。

 

R6U(S)_6よく見てみると、注意書きの文面が全く同じで、字体(フォント)も全く同じものを使用していますね。


SUNRISE EXTRA HEAVY DUTY size AA R6U(S)」への6件のフィードバック

  1. RQ-SX50

    朝日乾電池の一部マンガン電池は使用推奨期限から逆算すると松下よりも1年ほど長く
    マンガン電池の国内生産を行っているようです。
    単5のマンガンでは推奨が2011年5月のものが存在していて、逆算すると製造は2009年5月で
    ナショナルブランドのマンガン電池が2008年3月に国内生産が終了しているので不思議な感じがします。
    他にもOEMされたと思われる東芝の海外向け赤マンガン単2で2012年が推奨のものがありました。
    ttp://uploda.cc/img/img52d54b6990131.JPG
    ttp://uploda.cc/img/img52d54bb5f1e07.JPG

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    1. みはりん 投稿作成者

      記事にも書きましたが、やはり朝日乾電池はナショナルとは別の製造ラインがあったのでしょうか?
      謎ですね…。

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      1. RQ-SX50

        以前(小学校時代)工場に社会見学に行ったとき、松下(ナショ/パナ)側のラインでサンライズの電池も
        製造していた記憶があるんですよ。その当時別れていなかっただけかもしれませんが、
        サンライズの黒マンガン単1、単2やサンライズのアルカリ単3が金パナやナショネオに混じって
        生産されていました。ただ単に同一ラインで継続生産しただけかもしれませんね。
        ちなみに見学の後はおなじみの手作り乾電池(単1)教室がありました。
        当時から電池マニアだったのでハイパー柄にしたのは言うまでもありません。

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        1. みはりん 投稿作成者

          電池工場の見学とは良い経験ですね。自分が小学生だった時の社会科見学はパン工場だのマヨネーズ工場だの、食品系ばっかりだったなぁ…。パナソニックは現在でも工場見学を行っていますが、パナソニックは他社PB系の電池が少ないのでできるのでしょうね。

          そう言う意味ではFDKエナジーの鷲津工場は凄そうだな…。あちこちのラインで様々なPB品や有名メーカーのアルカリ電池が作られていくカオスな風景がw。

          ちなみにハイパー柄は元祖のこれ?
          http://miharin.moo.jp/blog/blog/wp-content/uploads/2013/08/national_eraser2.jpg
          それとも青マンガンなこれ?
          http://miharin.moo.jp/blog/recharge/bbs/bbsdata/763.jpg
          凄く気になります…。

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          1. 某茶葉生産地市民

            RQ-SX50様は松下電池の工場でしたか。
            いいなぁ・・・
            私は土地柄で蒲鉾でした。(オチは蒲鉾作り)
            昔は富士フイルムだったらしいといううわさがあります。

            私も昔の本読んで古い電池の柄を早いうちに知っていたらハイパー柄にしていたかも・・・?
            いやいや、むしろ架空の製品にしてしまいます(笑)

            返信
          2. RQ-SX50

            >みはりん様
            ハイパーはもちろん完全金属外装の初代ハイパーです。
            当時、青のハイパーは知りませんでした(そもそも青マンガンを知っていたかどうか…)
            なお、小学校の社会見学では奈良県天理市のシャープミュージアムにも行きました。
            他は…和歌山県の火力発電所にも行きましたね。
            ダイワの発電機のキットで発電の仕組みを学ぶ授業だったような。
            ※小学校は理科に力を入れているところでした。

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