SONY WALKMAN アルカリ乾電池 LR6(WM) その2

LR6(WM)2_1前回のブログでは2001年頃に発売された、ソニーのウォークマン電池を紹介したが、今回はその後継に当たる2003年に発売されたウォークマン電池を紹介する。
型番は前世代のものと同じ“LR6(WM)”。ソニーのアルカリ電池は世代が変わってデザインが変わっても型番を変えない。例えばソニーの主力アルカリ電池(現在だと「スタミナ」)はずっと“LR6(SG)”である(単3の場合)。なので、今回のブログのタイトルも“その2”することにした。

LR6(WM)2_2前世代は特殊ケースに入っていたのに対し、この世代のものは至って普通のブリスターパッケージとなっている。ラインナップとしては、前世代と同じく単3のみ、2本入りと4本入りのブリスターパッケージと4本入りと8本入りのシュリンクパックがあったようである。
この電池はアトム柄のアルカリ電池やマンガン電池が発売されていた頃の電池で、このウォークマン電池のパッケージ右上にもアトムがあるのがわかる。

 

 

 

LR6(WM)2_3パッケージ裏。ソニーのMDウォークマン「MZ-E909」による比較で、充電池のみでは53時間持続するのに対し、アルカリ電池と充電池を併用すれば145時間持つことが記載されている。ただこの数値は、このウォークマン電池に限ったことではなく、普通のソニーのアルカリ電池と同じ持続時間であり、カタログ値だったりする。

 

LR6(WM)2_4注意書き部分。電池のデザインとしては前世代と同じで、色がブルーになったのみのデザインと言えます。控えめで小さいSONYロゴも同じ。

 

 

LR6(WM)2_5ソニーはアルカリ電池の生産から撤退し、FDKのOEMへ移行するが、このウォークマン電池も後期ロットでFDKOEMへ移行している。写真、左2本が使用推奨期限01-2007(2005年1月製造)のものがFDKのOEM、右2本が使用推奨期限11-2005(2003年11月製造)のものがソニー自社製です。
前回のブログでも書きましたが、これを見るとFDK製とソニー製の絶縁リングの色の違いが一目瞭然ですね。よく見るとプラス極の特徴も違うのがわかります。

LR6(WM)2_6使用推奨期限の印字も大きく異なります。左がFDKOEM、真ん中と右がソニー自社製。

 

 

 

LR6(WM)2_7前世代モデルとの比較。シルバーとブルーのみの違いでデザインはほぼ同じです。
ウォークマン電池は今回の記事のブルーのものを最後に後継モデルは現れませんでした。その背景としてはウォークマンに関わらず、単3電池を扱うポータブルMDやCD、ヘッドホンステレオが減少し、iPodなどを代表するデジタルオーディオプレーヤーが台頭となったからと考えられます。


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