MITSUBISHI DRY BATTERY vital SUM-3(R) 1.5V R6P

三菱電機のマンガン電池“vital(バイタル)”です。三菱電機は1985年より“200px-Mitsubishi_logo”マークから“MITSUBISHI”ロゴに変わることになりますが、これは新ロゴに変わって初めて発売された電池となります。
上面に配置された“MITSUBISHI”ロゴよりも電池のブランドである“vital”が目立ち、使用フォントも相まって非常にオシャレなデザインです。個人的に真紅を思わせる赤いカラーリングもなかなか好きです。


電池の外観。冒頭では赤いカラーリングと書きましたが、よく見てみるとの交互なまるでシマシマなデザインとなっていますね。80年頃よりマンガン電池で主流だった“液漏れ補償”付き。この電池では底面表示の製造年月より2年間となっています。一般的に単1と単2が3年補償単3以下が2年補償であるケースが多かったようです。
カラーリングの通りの赤マンガン電池で、黒マンガンであるスーパーバイタルはシルバーと黒の交互デザインであったようです。
注意書きの文字はデザインを追求したあまりちょっと小さめかもしれないですね…。保証条件が書いてある部分は文字が凝縮されてる分、更に細かいかも。JISマークの表示は“C8501 T.T.K.”とあるので、東洋高砂乾電池製だと思います。許可番号の表示は無いため、どの工場で製造されたのかは不明です。もちろん、生産国は“MADE IN JAPAN”で日本製
なお、注意書きの全文は以下の通り。

[補償] 期間:製造年月(底面に表示)より2年間
この電池の液もれにより使用器具を損傷させた場合、使われた電池と一緒に下記へお送り
ください。お客様がこの電池を充電したり、(+)(-)を逆に入れた場合を除き器具を修理ま
たは同等品と交換いたします。 〒100 東京都千代田区丸の内2-2-3 200px-Mitsubishi_logo三菱電機株式会社
ご注意 ●充電式ではないので、充電すると液もれ、はそんのおそれがあります。
●はれつのおそれがあるので(+)(-)を正しく入れてください。


前モデルと思われる“VITAL”と比較してみました(85-02製)。前モデルでは“200px-Mitsubishi_logoMITSUBISHI”のロゴが大きくブランドが小さいですが、後継モデルでは社名ロゴが小さくブランドが大きくなって逆転しています。型番が“SUM-3(R)”という点は同一であるようです。
液もれ補償の補償条件は前モデルの方が大きく取られていて文字も大きいので幾分か読みやすいです。しかし、注意書きの文字は前モデルが小さく、後継モデルの方が大きい…。それでも読みづらく感じるのは赤地に黒文字だからなのかもしれません。両者の補償条件および注意書きの文面自体はまったく同じものです。

最後にプラス・マイナス側です。プラス極絶縁リングの色は「」となっています。写真ではちょっと見にくいかもしれませんが、底面の刻印は「88-08」となっていて、1988年9月製造の電池であると思われます。


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