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DAISO Hello Kitty ハローキティ アルカリ乾電池 単3形/単4形 4本入

前記事と同じく均一ショップ“ダイソー”に登場した新顔のアルカリ電池を紹介しましょう。今回はサンリオの人気キャラクター“ハローキティ”の絵柄を採用したアルカリ電池です。
さすがにサンリオを代表するキャラクターであり、今までにもケンコー・トキナーや兼松、そして東芝電池もハローキティの絵柄を使ったアルカリ電池を発売していたことがあります。ダイソー発売の電池では恐らく、初のキャラクター電池になるのではないでしょうか。

パッケージです。ピンク色のブリスターパッケージは遠くから見ても一目瞭然。まさにキティちゃん萌えというパッケージですね。キャッチコピーなどは特に見られず、パッケージ裏には、
・使用推奨期限:7年
・水銀ゼロ使用
・1.5V
・単3形(単4形)
の表記がありこれが電池としてのキャッチコピーと言えるものでしょうか。でも、最大のキャッチはハローキティ柄ということであり、これを目的として購入する方が大半だと思われます。ダイソーのアルカリ電池でお馴染みのQRコードはこの電池にも健在。リンク先は“http://www.yigeng.net/2wm/2wm.pdf”で、DAISO & HWシリーズで使われているリンク先と同じです(自サイトによるミラー)。商品名は単3が「アルカリ電池HW No.1」、単4が「アルカリ電池HW No.2」となっていますから製造元はほぼ確定と見ていいでしょう。
型番は単3と単4共に「HRM-18-P12(T-052)」となっています。社名表記は“(株)大創産業”となっていて、バーコードの事業者名も同社のものになっていました(4549131)。ここに“DAISO”のロゴも見られますが、これはパッケージのみの記載で電池本体には見られません。

パッケージ裏左下にはサンリオの版権許諾シールと共に、著作権表示が見られます。FOR SALE IN JAPAN ONLYという表記と共に「販売地域:日本限定」ということで日本のみで販売される電池であることがわかります。
このあたりの表記はどのサンリオキャラクター商品を見てもフォントから文字の配置まで全く同じです。恐らく、ライセンス契約で厳格に定められているのでしょう。

パッケージは「DAISO & HWハイパワータイプ」と同じ大きいブリスターパッケージが採用されています。パッケージ内の電池が正面を向いてシュリンクされている点も同電池の後期ロット(現行品)と同じ特徴です。

電池の外観です。正面はまんまハローキティの顔がデザインされており、単3はリボンが赤単4はピンクで差別化されています。体は描かれていなくても、顔だけでハローキティだとわかる点はこのキャラクターの素晴らしい点と言えますよね。
キャラクター電池の宿命でしょうか、注意書きが極小です…。下手すれば虫眼鏡が無いと読めないレベル。社名表記は“大創産業(株)”、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3と単4共に「08-2025」となっていました。パッケージには使用推奨期限:7年の記載がありましたから、それぞれ2018年8月製造の電池と推測できます。
使用推奨期限表記の下には「T-052」というパッケージにも記載されている品番?が記載されていました。こちらにはJANコードは記載されていません。

外装ラベルを剥がしてみました。マイナス側にロット番号らしき印字が見られますが、印字が外装ラベルに転写されてしまっています。印字は現在ダイソーで売られているDAISO & HWと同じ、上4ケタ(アルファベット)下4ケタ(数字)で分かれているタイプとなっています。
単3が「上:ASCF 下:2119」、単4が「上:ASCB 下:1922」と印字されていました。

最後に絶縁リングの拡大です。薄い緑色の絶縁リングで、切り欠きを右に置いた状態で上には数字が、下にアルファベット+数字が刻印されたタイプ。単3は上“31”下“G”の刻印が、単4は上“18”下“G1”の刻印がありました。これもDAISO & HWと同じ特徴で、ロット番号の印字パターンを含めても同じ製造元であると推測されます。なお、ガス抜き穴は単3、単4共に一般的な2つ穴タイプとなっていました。

当ブログ前記事を見ても思いますが、最近ダイソーのアルカリ電池はHW系の電池が多くなってきているように感じます。いつの間にかショボかったHENGWEIのホームページ近代的なページに進化しているのです。ダイソーからのOEM供給を勝ち取って潤ってきたのかもしれませんね。


DAISO アルカリ乾電池 ALKALINE 単3形/単4形

均一ショップ“ダイソー”に登場した新顔のアルカリ電池です。ここ最近ダイソーを含む100円均一ショップで発売される多本パックの単3と単4アルカリ電池は5本入りが定番化していましたが、今回登場したアルカリ電池は久しぶりに登場した6本パックのアルカリ電池です。
電池のカラーリングは独特でかなり派手に見えるデザインです。ベース色である金色を除けば、アメリカ国旗を彷彿とさせるカラーリングに見えませんか?

パッケージです。商品名はラベルで貼られているものではなく、台紙がシュリンクに挟まれているタイプとなっています。キャッチコピーなどは特に無く「アルカリ乾電池」と書いてあるのみです。6本パックであること自体がウリなのかもしれませんね。ダイソーのアルカリ電池ではすっかりおなじみとなったQRコードも記載されています。リンク先は“http://www.yigeng.net/2wm/2wm.pdf”で、DAISO & HWシリーズで使われているリンク先と同じです(自サイトによるミラー)。これで製造元はほぼ確定かも…?
商品名は単3・6本入りが「アルカリ電池No.3」、単4・6本入りが「アルカリ電池No.4」となっていました。単3がNo.3で単4がNo.4ということは同じデザインの単1と単2が登場する前触れかもしれませんよ。使用推奨期限7年
パッケージ裏はラベルで社名とバーコード、型番が記載されています。社名表記は“(株)大創産業”でバーコードの事業者名も同社のものとなっていました(4549131)。型番は単3と単4共に「HRM-18-P80(T052)」となっています。

電池の外観です。デザインはプラス・マイナスの金色をベースとし、中程の赤色が非常に目立つものになっています。更にが混ざっていますからこれがアメリカ国旗のように見える所以なのでしょう。
注意書きは至って普通なもので誤字はありません。社名表記は“(株)大創産業”となっています。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3、単4共に「08-2025」となっていました。パッケージには使用推奨期限7年の記載がありましたから、それぞれ2018年8月製造の電池と推測できます。
使用推奨期限表記の下には「T-052」というパッケージ記載の品番?と共にJANコード(バーコード)までも記されていました。果たしてJANまで記載する必要があるのでしょうか?

外装ラベルを剥がしてみました。マイナス側にインクによるロット番号らしき印字が見られるのですが、外装ラベルに転写されてしまっています。印字は同じダイソー発売のDAISO & HWと同じ、上4ケタ(アルファベット)下4ケタ(数字)で分かれているタイプとなっています。
単3が「上:BSCH- 下:0911」、単4が「上:ASCH- 下:0907」と印字されていました。

最後に絶縁リングの拡大です。薄い緑色の絶縁リングで、切り欠きを右に置いた状態で上に数字が、下にアルファベット+数字が刻印されたタイプ。単3は上“21”下“G”の刻印が、単4は上“3”下“G1”がありました。こちらもDAISO & HWと同じ特徴で、ロット番号の印字パターンを含めて同電池と同じ製造元であると推測されます。なお、マイナス極のガス抜き穴は単3、単4共に一般的な2つ穴タイプとなっていました。


TOPVALU NEOSUPER R20PU・1.5V[SUM-1(NS)] 単一形乾電池

今回は大手スーパーであるイオンが展開するプライベートブランド、“トップバリュ”の記念すべき初代マンガン電池を紹介します。トップバリュはイオンの前身であるジャスコ25周年に当たる1994年に誕生したブランドで登場当初はトップバリュでは無く「トップバリュー」を名乗っていました。すなわち、今回紹介するのは“トップバリュー”のマンガン電池ということになります(以後、この電池はトップバリューと名乗ります)。

いきなり社名表記から行きます。販売者は“ジャスコ株式会社”、供給元は“D.B.J”と謎のイニシャルとなっています。写真上に置いたのはデュラセル・バッテリー・ジャパンが発売していたMALLORY NEO SUPERというマンガン電池の単3です。型番表記や注意書きが同じであることや、NEO SUPERというブランド名から同社供給と見られ、Duracell Battery Japanの略であると推測されます。

トップバリューの前身ブランドであると思われる“LIVICA”ブランドのアルカリ電池も同じくデュラセル・バッテリー・ジャパンの供給でした。恐らく、この頃から供給関係が続いていたのでしょう。LIVICA時代は供給元は隠さず「デュラセル・バッテリー・ジャパン(株)」との記載がありました。何故、トップバリューでは供給元がイニシャルになったのか。謎です…。
ちなみにデュラセル・バッテリー・ジャパンが自社販売していたデュラセルブランドのアルカリ電池に貼られていたバーコードラベルにも“DBJ”の記載がありました

では、改めて電池の外観です。型番は“R20PU”となっていて外観通りの黒マンガン電池。ブランド名は「NEOSUPER」となっていて、前述の通りマロリーブランドマンガン電池のものをそのまま使用しています。ちなみに赤マンガンは「SUPER」というブランドでしたが、当時のトップバリューラインナップ内に存在していたのかは不明。生産国は“MADE IN JAPAN”となっており、日本製です。

注意書きの全文は以下の通りでマロリーブランドのマンガン電池の表記と全く同じものです。従って、このデザインはD.B.Jいや、デュラセル・バッテリー・ジャパンが主導で行っていた可能性が高そうです。よく見てみるとマイナス側ののカラーリングもマロリーのプラス側と似てるし。

(ご注意)●この電池は充電式ではありません。充電すると
液もれ、破損することがあります。●はれつ、液もれのおそれ
がありますので(+)(-)は正しく入れること。[水銀0<ゼロ>使用]

最後にプラス・マイナス側です。プラス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は「10-97」となっていて、3年期限で1994年10月製造の電池と、まさしくトップバリューブランドが生まれた年に製造された電池です。
現在は絶滅した日本製のマンガン電池。デュラセル・バッテリー・ジャパンが自社製造していたとは考えにくく、他社製だと思いますがどこが製造していたか気になる所です。

★関連記事
LIVICA ALKALINE SUPER 単3形アルカリ乾電池 LR6(AM3)
→トップバリュー(現・トップバリュ)の前に展開していたとみられる“LIVICA”というプライベートブランドのアルカリ電池を紹介した記事。本記事の電池と同じくデュラセル・バッテリー・ジャパンの供給。


TOSHIBA アルカリ1 アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(AN) / LR03(AN)

今回はお馴染みの東芝ライフスタイルが発売するアルカリ電池“アルカリ1”を紹介します。これ、見た目は今までのものと全く変わらないように見えますが、最近リニューアルされた新製品で旧製品では使用推奨期限が5年だったものが10年に延長されていたり、型番もAG→ANに変わっていたりします。
本記事ではこの新しくなったアルカリ1を旧世代品と比較を交えながら紹介していきたいと思っています。

パッケージです。後ほど比較はしますが、旧世代品ではビニールパックのようなものに入っていた特徴のあるエコパッケージと呼ばれるものなのに対し、新製品ではごく普通のブリスターパッケージに変わっています。“TOSHIBA”のロゴが大きくあしらわれており、“10年保存”も大きくアピールされています。バーコードの事業者名は“東芝ライフスタイル(4904530)”となっていました。
一方、シュリンクパック品では商品をアピールするラベルが貼られており、こちらでも“TOSHIBA”ロゴと“10年保存”が大きく目立っています。これは単3や単4の2本シュリンクパック品にも貼られているようでなかなか細かい芸当と言えます。

単3の4本入りブリスターパッケージを新旧で比較してみました。ちなみに左が旧パッケージ(エコパッケージ)です。旧パッケージでは前述の通り、ビニールパックのようなものに入っているものでしたが新パッケージでは普通のブリスターパッケージとなり個性的なものでは無くなりました。この系列のパッケージは単3と単4に用いられていました。
キャッチコピー「長持ちハイパワー!!」は新旧ともに同じ、パッケージ裏のウリ文句も「長期保存に強い!!」「使いたいときにいつでも高性能発揮!!」までは旧世代品と同じ、最後のキャッチコピーだけは「だから買い置きに安心(防災用等に)!!」というのが「防災用備蓄電池としておすすめ!!」というコピーに変わっています。言ってることは殆ど同じだと思いますが…。
社名表記はどちらとも“東芝ライフスタイル”で変わりませんが、住所表記が変更されており、旧世代品では東芝の旧・青梅事業所だった住所が現在東芝ライフスタイルが所在する神奈川県川崎市の住所に変わっています。

電池の外観です。こちらも旧世代品とデザインはほぼ同じもので違いは見えないように見えます。社名表記は“東芝ライフスタイル”となっており、住所表記は無く東芝生活家電ご相談センターのフリーダイヤルのみの表記なのも同じです。
生産国は単3・単4共に中国製となっています。ワタシが見てきた限りでは単1と単2も中国製でした。旧世代品では中国製・日本製・インドネシア製が入り混じっていましたが新製品でも生産国混在となるのでしょうか…。

こちらも単3で旧世代品と比較してみましょう。パッケージと違い、こちらはもう間違い探しレベルの違いです。写真左が旧世代品で右が新製品となりますが、“単3形”という表記の数字(3)のフォントが違います。細かいところで注意書きのフォントも異なっていますが、大きく違うのが「使用推奨期限(月-年)」と記載されている帯の色が旧世代品では“だったのが新製品では“薄青に変わっていることです。

後は型番表記旧世代品で“LR6”だったのが新製品では“LR6(AN)”と型番符号付きに変更されていますがこの点も多分、普通の方は気づかないと思います。この電池における新旧の見極めは「使用推奨期限(月-年)」表記の帯の色で決まりでしょう。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。他の単3・単4の東芝アルカリ電池にも見られる、マイナス極底板の中心に見られる小さな丸印がこの電池にも見られます。
使用推奨期限は単3と単4共に「09-2028」。パッケージに大きく10年保存と記載してあるこの電池、2018年9月に製造されたと見られる大変新鮮な電池となっていました。

 

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“C0807801”の、単4には“A1707807”のロット番号らしき印字が見られました。このパターンのロット番号は他の東芝ライフスタイル発売の中国製アルカリ電池でも見られるもので、恐らく同じ製造元であると推測できます。
このタイプの印字は武田コーポレーションの「EXPOWER」中国製となったモリトクアルカリ電池などでも見られます。

絶縁リングの拡大写真です。絶縁リングの色は薄緑。切り欠きを左に置いた状態で、単3は上「G6」下「31」の刻印が、単4には上「G7」下「34」の刻印がありました。
なお、マイナス極のガス抜き穴は単3と単4共に一般的な2つ穴タイプとなっていました。

 

今回、東芝ライフスタイルが美的集団の傘下に入って初となる“アルカリ1”のリニューアルとなりました。2018年10月現在、東芝ライフスタイル公式ホームページには旧世代品であるAGシリーズが記載されているのみで本記事で紹介した新製品のANシリーズは紹介されていないのです。どうも日本家電メーカーは乾電池製品を軽視しているようでなりません…。

★関連記事
【中国製】TOSHIBA アルカリ1 アルカリ乾電池 単3形 LR6AG 12MP
→本記事の旧世代品に当たる“アルカリ1”単3で中国製が現れたことを報じた記事。