月別アーカイブ: 2016年11月

DAISO & HW ALKALINE BATTERY PILA ALCALINA アルカリ乾電池 単3形/単4形 5本

daisohw_1均一ショップ“ダイソー”で発見した、新顔のアルカリ電池です。ブランドは“DAISO & HW”。同じくダイソーにて売られている青い“DAISO & HZ”緑の“DAISO & S”と名称がよく似ています。
デザインは今までのダイソーアルカリ電池には無かった、全身シルバーの電池です。大きくサイズが白い文字で書かれているのが特徴で、向きは違いますがアスクルのアルカリ電池を思い出してしまうデザインかもしれません。

 

daisohw_2パッケージ表。電池もシルバーのシンプルデザインですが、パッケージも真っ白なシンプルデザインになっています。単3・単4、各5本パック。パッケージは“DAISO & S”や“ALKALINE new”と同じ細長いタイプになっています。省スペースで吊り下げられるという点で今後ダイソーのアルカリ電池はこのパッケージが主流になっていくのかもしれませんね。
なお、使用推奨期限は7年であるという記載があります。

daisohw_4パッケージ下部にはもうダイソーの電池でお馴染みとなったQRコードも掲載されています。現在はダイソーが発売しているほぼ全てのアルカリ電池やボタン電池、リチウムコイン電池にQRコードが付いているようです。リンク先“HENGWEI”というブランドの乾電池で知られる、“Jiaxing Hengwei Battery Co.,Ltd.”のアドレスになっており、同社製の電池であると推測できます。恐らく“DAISO & HW”のHWとはHENGWEIの略でしょう。

daisohw_11これはそのリンク先で開ける取扱説明書PDFファイルの一部なのですが、『電池に直接ハンダ付けしない』という注意書きの絵がハンダ付けというよりもこれは溶接作業じゃないか、という絵に思わず笑ってしまいました。

 

 

daisohw_3話が脱線しましたがパッケージ裏です。注意書きは日本語と英語の2カ国語表記で、注意書きの文面は“DAISO &S”の注意書きに似ています。ちなみにバーコードのベンダーは“大創産業(4549131)”です。
商品名は単3が「アルカリ電池No.18」、単4が「アルカリ電池No.19」となっていて、型番は単3と単4共に「K-16-P60(T052)」となっていました。

daisohw_5さて、電池をバラしてみますか。と、パッケージを開けてみるといつもの2重シュリンクではなくて、外側1つのシュリンクパックだけで包装されていました。これは進歩したなぁ。

 

 

daisohw_6電池の外観。前述の通り、全身シルバーに白いサイズ表記のシンプルデザインです。ただし、商品名や注意書きが黒い文字での記載となっているため、このあたりは読みにくいかもしれません。なお、注意書きのフォントはWindowsユーザーならおなじみ“MS ゴシック”です。
社名表記は“(株)大創産業”、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。

daisohw_7プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は単3・単4共に「10-2023」の記載。パッケージには7年使用推奨期限の記載がありましたから、それぞれ2016年10月製造の電池であると思われます。また、使用推奨期限の表記の下に「T052」というパッケージ記載の同様の品番?が印字されています。後、「使用推奨期限(年・月)」の表記が逆だ。正しくは“(月・年)”ですね。

daisohw_8外装ラベルを剥がしてみました。マイナス極側にインクによるロット番号の印字があります。単3には“B51608301”、単4には“A51608261”の印字が見られました。

 

 

daisohw_10この電池に使われている絶縁リングの特徴です。色は薄緑絶縁リングの切り欠きを右にした状態上には2ケタの数字が、下にはアルファベットもしくはアルファベット+数字が刻印されているのが特徴のようです。
ラベル剥がしついでにマイナス極のガス抜き穴も見てみましたが、単3・単4共に2つ穴タイプでありました。

 

★関連記事
HENGWEI(R) SUPER ALKALINE LR20, 1.5V D
→本記事で紹介したアルカリ電池のOEM元と思われるJiaxing Hengwei Battery社・“HENGWEI”ブランドの単1アルカリ電池を紹介した記事。


HITACHI/7-ELEVEn ALKALINE SUPER LR6(SE)

lr6se_1今回はかつてコンビニエンスストア“セブン-イレブン”で発売されていたPB品の単3アルカリ電池を紹介します。これは“HITACHI”ブランドが付いていながらもセブン-イレブンのロゴも付いているダブルネームのアルカリ電池となっています。
本体色は金というよりも銅色(カッパー)で、これは日立がビッグパワー以前に発売していたアルカリ電池“SUPER EX”に似ており、この電池の色を継承しているのかもしれません。また、上下・緑色のオビも印象的なデザインです。

lr6se_2電池の外観。前述の通り“HITACHI”ブランド“7-ELEVEn”ロゴが同居しているダブルネームとなっています。社名表記は“株式会社日立家電”となっており、1995年に同社は日立製作所が吸収、2002年に日立ホーム&ライフソリューションとして家電部門を再分離、現在、家電部門は日立アプライアンスとなり、電池関連は日立コンシューマ・マーケティング扱いとなっています。
販売者は“株式会社セブン-イレブン・ジャパン”。

lr6se_3注意書き部分。型番は“LR6(SE)”となっており、SEはやはり“Seven Eleven”からの略だろうか。今は懐かしい旧JISの認定番号が記載、“C8511 M.D.B. 582034”となっており、日立マクセル製の電池になっています。もちろん生産国は“Made in Japan”で日本製です。
注意書きは文章びっしりな現在のものと比べると控えめな注意書きになっています。全文は以下の通り。

<ご注意> ■この電池は充電式ではありません。充電すると「液もれ」
「はそん」のおそれがあります。■はれつ、液もれのおそれがありますので
●(+)(-)を正しく入れること。●新しい電池と使用した電池、他の種類の
電池をまぜて使わないこと。●分解・ショート・火に投入・加熱しないこと。

lr6se_4プラス・マイナス側。マイナスの絶縁リングは「黒」で、底板に使用推奨期限が記載してある最近のアルカリ電池では見られない仕様となっています。この構造は以前、本ブログで紹介した日立マクセルの“ALKALINE ACE”ブランドの電池と同様で奇跡的に使用推奨期限も「04-96」で一致しています。
なお、現在の日立マクセル製単3アルカリ電池は「」の底板で電池本体に使用推奨期限が記載してあります(写真左)。

製造日は2年期限の1994年4月製造の電池であると推測されます。

★関連記事
maxell ALKALINE ACE アルカリ乾電池 LR6(AN)
→本記事で紹介したアルカリ電池と同時期に製造された日立マクセルのアルカリ電池を紹介した記事。


MITSUBISHI ELECTRIC マンガン乾電池 単1/単2/単3 R20P(D)/R14P(D)/R6P(D)

r6pd_1前回の記事では100円均一ショップで専売となっている“三菱電機ホーム機器”のマンガン電池を紹介しましたが、今回は100円均一ショップはもちろんのこと一般市販向けとしても出回っている赤マンガン電池を紹介します。
この電池は三菱電機旧ロゴ時代「HEAVY DUTY」後継の赤マンガン電池で、100円均一ショップ専売モデルが用意されている黒マンガンとは異なり、100円均一ショップ問わず全ての店舗で販売されているのが特徴です。

r6pd_2パッケージ裏のバーコードラベルです。単1と単2・2本入りの品番はそれぞれ“R20PD/2S”、“R14PD/2S”で単3・6本入りが“R6PD/6S”となっています。
なお、単3・6本入りは同じく三菱電機ホーム機器が“VITAL”ブランドで発売していた6本入りのマンガン電池の後継として売られている電池でセリアローソンストア100など、販売ルートが限られています。

r6pd_3電池の外観。まずは単1と単2からです。全身赤ベース白いラインが入った赤マンガンならではのデザインになっています。入れ間違い防止の為か、プラス極にシルバーの帯が入っているのが特徴でこれは一般市販向けの黒マンガン電池(UDシリーズ)にも受け継がれています(ただし100円均一ショップ向けに供給されている黒マンガン電池には継承されていない)。
なお、両者とも生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。

r6pd_4次に単3電池の外観です。デザインは単1や単2と同様となっており、原産国も中国製である点は同じです。社名表記は単純に“三菱電機ホーム機器株式会社”となっており、社名に200px-Mitsubishi_logoマークが見られませんがこれはロゴマークに200px-Mitsubishi_logoが含まれているためと考えられます。
注意書きには特に誤字なども見られず一般的な表記です。日本語と英語の2カ国語表記となっています。

r6pd_5単1と単2のプラス・マイナス側です。プラス側絶縁リングの色は「」です。使用推奨期限は単1が「05-2019」で単2が「01-2019」となっています。それぞれ3年期限と推測され、2016年5月と1月製造の電池であると思われます。

 

 

r6pd_6最後に単3のプラス・マイナス側です。プラス側絶縁リングの色は「」で単1や単2と同様です。使用推奨期限は「07-2018」となっており、2年期限の2016年7月製造の電池と推測されます。
三菱電機のロゴマークが200px-Mitsubishi_logoを用いた新ロゴになって1年以上経ちますが、ようやく新ロゴ版の赤マンガンがようやく近辺の100円均一ショップで見られるようになってきました。

 

★関連記事
MITSUBISHI HEAVY DUTY (LAWSON VALUE LINE) R20P/VL2S / R14P/VL2S
→本記事で紹介した赤マンガン電池の前身に当たる「HEAVY DUTY」ブランドの電池を紹介した記事。こちらはローソンストア100で売られるPBバリューラインとなっていますが、中身の電池は一般市販されている赤マンガンと同様。


MITSUBISHI ELECTRIC マンガン乾電池 単1/単2/単3/単4 R20P(UE)/R14P(UE)/R6P(UE)/R03(UE)

r6pue_1皆さまお久しぶりです。久々の更新となる「電池コレクションブログ」は一部100円均一ショップで見られ始めた“三菱電機ホーム機器”のマンガン電池を紹介します。
この電池は今年の5月頃に100円均一ショップ“ダイソー”で初お目見えし、現在はその他の100円均一ショップでも三菱電機旧ロゴだった黒マンガン「SUPER HEAVY DUTY」の後継として店頭に並び始めているようです。

 

r6pue_2パッケージ裏のバーコードラベルです。単1と単2・2本入りの品番はそれぞれ“R20PUE/2S”、“R14PUE/2S”、単3・6本入りが“R6PUE/6S”で単4・4本入りが“R03UE/4S”となっています。
単3の6本入りは100円均一ショップ“ダイソー”で入手したもので、この電池が「SUPER HEAVY DUTY」4本入りの後継の位置付けであれば、今まで同電池を販売していた他店舗では4本パックで売られると推測され、6本パックはダイソー専売である可能性が高いと思っています。

バーコードのベンダーはいずれも“三菱電機(4902901)”となっていました。

r6pue_3電池の外観。まずは単1と単2です。デザインとしては全身黒ベースのマンガン電池らしいもので、前身である「SUPER HEAVY DUTY」を引き継いだ紫色のワンポイントカラーが特徴の電池となっています。注意書きは他の三菱電機ホーム機器のマンガン電池と同様で、ロゴに200px-Mitsubishi_logoマークが含まれているせいか、社名表記は単純に“三菱電機ホーム機器株式会社”となっています。生産国は全てのサイズで“MADE IN CHINA”の中国製です。

r6pue_4次に単3と単4の電池の外観です。デザインは単1や単2と同様のものになっていますが、単1~単3までが金属外装なのに対し、単4はビニール外装となっており見た目が若干違っている他、注意書きの背景が白となっているのが大きな特徴です。
なお、単4はかつて「SUPER HEAVY DUTY」の4本入りが販売していた“ワッツ”や“セリア”などで見られ、逆にダイソーでは販売されていない電池となっているようです。

r6pue_5三菱電機ホーム機器発売の各マンガン電池と比較してみました。左が今紹介している100円均一ショップ専売のUEシリーズ中が一般市販向け黒マンガンのUDシリーズ右が赤マンガンのDシリーズです。それぞれ共通のデザインを採用しており、電池コレクターの心をくすぐる嬉しい電池ですね。
なお、赤マンガンに関しては100円均一ショップに置いても一般市販向けと同様のモデルが並べられているようです。

r6pue_6単1と単2のプラス・マイナス側。プラス側絶縁リングの色は「」です。使用推奨期限は単1が「04-2019」で単2が「09-2019」となっています。それぞれ3年期限と推測され、2016年4月、9月製造の電池であると思われます。
それぞれの使用推奨期限に開きがあるのは単1は今年の5月頃にダイソーで購入、単2は最近シルク(ワッツ系統の100円均一ショップ)で入手したものだからです。

r6pue_7最後に単3と単4のプラス・マイナス側。単3プラス側の絶縁リングは「」で単1や単2と同様。使用推奨期限は単3が「04-2018」で単4が「07-2018」となっています。こちらはそれぞれ2年期限と推測され、2016年4月、7月製造の電池であると思われます。
それぞれの使用推奨期限に開きがあるのは同じですが、単3は今年の5月頃にダイソーで購入したもので、単4は最近セリアで買ったものと記憶しています。