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PB品として珍しいお店で販売されている電池を取り上げたカテゴリです。

【ニトリ】3/4 ALKALINE BATTERY 新デザイン

今回は知らない間に新デザインとなっていた“ニトリ”のアルカリ電池を紹介します。デザインは以前当ブログでも紹介した前モデルと同じなのですが、白い部分がシルバーになっているのが特徴となっています。
デザインは前モデルのものを引き継いでいるため、相変わらずどこの電池であるかがわかりません。社名表記に“(株)ニトリ”という表記がありますが、極小文字のため一見どこの電池か見分けるのは難しいと言えます。


パッケージ。一般的なシュリンクパックとなっています。前モデルは硬いシュリンクとなっていたようですが、このモデルでは特に硬いと言ったシュリンクではありません。商品名は単3・4本入りが「アルカリカンデンチタン3ガタ NP3/4P」、単4・4本入りが「アルカリカンデンチタン4ガタ NP4/4P」となっていました。バーコードは相変わらずJANコードでは無い、店舗独自コード。追跡が出来ません。
ラインナップは単3と単4の4本パックの他にも、単1と単2の2本パックも存在しているようです。単3と単4の4本パックはいずれも税込99円。100円均一ショップよりは安い価格設定になっています。


電池の外観です。デザインは前モデルの白い部分がシルバーになっているのみで、注意書きや記載内容は全く同じものとなっています。単3はプラス側が「薄緑」、単4は「」に塗り分けられていて、プラス・マイナスの誤挿入を兼ねたサイズ判別のデザインとなっています。
販売元は“(株)ニトリ”。記載されている住所は札幌の本社では無く、東京都北区の東京本部が所在する住所が記載されています。冒頭にもある通り、この電池のニトリ要素はここだけです。
生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。


プラス・マイナス側です。見た目、絶縁リングが付いていないタイプのように見えますが、実は付いていたことが後の外装ラベル剥がし時に判明しています。前モデルと比較してみるとマイナス側に違和感があり、マイナス側の溝が外装ラベルに浮き上がっています
使用推奨期限は単3と単4共に「05-2028」となっていました。パッケージには使用推奨期限の記載などはありませんが、購入時期から5年期限と推測、それぞれ2023年5月製造の電池であると思われます。使用推奨期限の印字は単3と単4で濃さが異なっており、こちらも前モデルとは異なり違和感を感じる点と言えます。

外装ラベルを剥がしてみました。ご覧の通り、緑色の絶縁リングが付いているのがわかります。絶縁リングが外装ラベルで隠されているタイプは初めて見たような気がします。
電池にはレーザー刻印らしきロット番号が見えますが、番号が1列に刻印されているタイプで、単3に限っては文字が斜めっていますw。なお、単3には「B2463326F(文字が斜めなので一部推測)」、単4には「B2504311F」の刻印がありました。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。絶縁リングは薄緑色、切り欠きは無く真円で上下に数字と数字+アルファベットが記載されたタイプです。単3には上「J3」下「31」の、単4には上「27」下「A5」の刻印が見られました。
なお、ガス抜き穴は単3と単4共に一般的な2つ穴タイプとなっています。マイナス極底板の中心には丸印が見られ、これも前モデルには見られなかった特徴になっています。以上のことから、前モデルとは製造元が違う可能性が高そうな感じがします…。

★関連記事
【ニトリ】3/4 ALKALINE BATTERY
→当記事では“前モデル”と名乗っているニトリのアルカリ電池を紹介。記事中でも触れている通り、白い部分がシルバーに変わっているのみで基本的なデザインは同じである。

NITORI ALKALINE BATTERY LR6/LR03
→恐らく初代では無いかと思われるニトリのアルカリ電池を紹介した記事。当ブログ開始直後の記事のため、文量は少なめです。当記事の電池とは異なり、単3と単4ではカラーリングが同じであった。


KOIDE CAMERA ALKALINE LR6(AM3)/1.5V

主に関東地方を中心に展開しているカメラ店“コイデカメラ”のアルカリ電池です。今でこそプライベートブランドのアルカリ電池は珍しくないですが、これは1980年代に発売されたプライベートブランドのアルカリ電池であり、かなり珍しいのでは無いでしょうか。
コイデカメラと言えばTBSラジオのリスナーなら知る人ぞ知るカメラ店で、ラジオCMで謳われていたキャッチコピー『コイデいいのだ!』が印象深かった方もいるのでは?


電池の外観です。アルカリ電池らしい金色をベースとし、上から「水色・白・水色」で分けられているデザインとなっています。ある意味プライベートブランドらしいシンプルデザインかもしれません。80年代製造のアルカリ電池ということもあり、金色が光り輝くキレイな金属外装です!
電池には社名表記などは見られませんが、JISマーク表記とともに生産国と製造メーカーが記載されていました。

C8511-582034
MADE IN JAPAN
BY Hitachi Maxell Ltd.

ということで日立マクセル(現・マクセル)製のようです。当ブログ「JIS認定工場一覧」によると、アルカリ一次電池(C8511)の許可番号“582034”は日立マクセル大阪工場を指しているようなので、製造もマクセルが行っていることがわかります。
注意書きはアルカリ電池ということもあり、長文となっています。80年代の乾電池はマンガン電池よりもアルカリ電池の方が注意書きが長い傾向にあります。以下が注意書きの全文です。

<ご注意> この電池は充電式ではありません。 ●充電すると
えきもれ、はそんのおそれがあります。はれつ、えきもれの
おそれがありますので ●(+)(-)を正しく入れること。 ●新し
い電池と使用した電池をまぜて使わないこと。 ●この電池と
他の種類の電池をまぜて使わないこと。 ●分解・ショート
火に投入・加熱しないこと。

「えきもれ」や「はそん」、「はれつ」といった単語が漢字ではなくひらがなだったのが印象的な注意書きですね。注意書きを書き写してて何回『まぜて使わないこと』のフレーズを繰り返すんだ?と思いました。

最後にプラス・マイナス側です。絶縁リングはプラス側に赤いのが一つ。マイナス側にも赤いのが見えますが、これは赤い外装フィルムのようです…。
マイナス極に「83-06」の刻印が見えますので、1983年6月製造の電池であると思われます。乾電池における使用推奨期限の表記が始まるのが1993年かつ表記が『年 – 月』であるので表示が製造日なのは間違いなさそうです。


HARD・OFF(R) 単3形/単4形 アルカリ乾電池 HO-T3X10 / HO-T4X10

今回は知ってる方はよくお世話になってると思うリサイクルショップ“ハードオフ”のオリジナルアルカリ電池を紹介します。
ハードオフではストラップやギターピックなどのオリジナルグッズが売られていますが、その一環として発売したのがこのアルカリ電池です。ハードオフの公式Twitterではハードオフのみだけでは無く、系列のオフハウスなど多くのお店に置きたいと表明しています。青いデザイン黄色いロゴが“らしい”電池ですね。


パッケージ。ラインナップは単3と単4の各10本パックでの展開です。ハードオフらしさ全開のパッケージデザインですね。用途はリモコン(Wiiリモコン?)懐中電灯マウス電子辞書?ラジオ?時計がアイコンによるピクトグラムで記載されています。使用推奨期限は5年、型番は単3の10本パックが“HO-T3X10”、単4の10本パックが“HO-T4X10”となっています。
バーコードの事業者名はハードオフを運営しているハードオフコーポレーションでは無く、“リーダーメディアテクノ(株)[457141415]”となっていました。


パッケージその2。輸入販売元は“リーダーメディアテクノ株式会社”。パッケージ下に書いてありました。リーダーメディアテクノは過去に“ALL-WAYS”や“eneLuce(エネルーチェ)”と言ったブランドのアルカリ電池を発売し、現在は“Lazos”というブランドのアルカリ電池を発売していることで知られているメーカーです。元々ハードオフは“Lazos”ブランドのアルカリ電池を現在でも扱っているようですし、その関係でコラボに至ったのでは無いでしょうか。価格は単3の10本パックが270円(税抜)、単4の10本パックが250円(税抜)です。中身は“Lazos”ブランドのアルカリ電池と同じでしょうが、相場も大体同じぐらいの値段です。一部店舗では200円を下回る価格で売られている所もありますが。
パッケージを開封してみると、なんと2重シュリンク。商品名などが書かれた台紙を包むためのシュリンク包装がされています。実にもったいない印象…。


電池の外観です。青バック黄色い「HARD・OFF」のロゴマークとハードオフさ満載のデザイン。この電池を買う理由はこれに尽きると思います。パッケージにもある『長時間長持ち ウルトラハイパワー』というキャッチコピーが電池にも記載されています。これは“Lazos”ブランドのアルカリ電池でも同じみたいです。
社名表記は“リーダーメディアテクノ株式会社”。問い合わせ先などは記載されておらず、ホームページアドレスのみの記載です。電池には生産国の表示はありませんが、“Made in China”で中国製となっています。


プラス・マイナス側。マイナス極絶縁リングは無いタイプです。電池に使用推奨期限の表記が本体に表示とは書いてあるものの、なかなか見つけられません。マイナス極の縁に表記があったのですがボディカラーの青と同化して黒い使用推奨期限印字が見にくいこと…。フラッシュを焚いて写真を撮ることでようやく読めました。
使用推奨期限は単3と単4共に「09-2025」となっており、パッケージには使用推奨期限5年の記載がありましたから、それぞれ2020年9月製造の電池であると思われます。


外装ラベルを剥がしてみました。単3と単4共にロット番号の印字や刻印は見られません。久し振りに見る特徴のない電池です。ただし、外装ラベルがきれいに剥がれずにのりが電池の外装缶に残ってしまい電池がベタベタになってしまいます…。単3は頑張って取ってみたのですが、単4は諦めました(汗。
マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプでした。


【ニトリ】3/4 ALKALINE BATTERY

近頃、島忠を買収表明したことで話題となった“ニトリ”の新アルカリ電池です。前モデルではの比較的暗いデザインだったのですが、白ベースのデザインとなり一気に明るい印象を持つアルカリ電池となりました。
前モデルのアルカリ電池は“NITORI”というロゴが入っており、どこのアルカリ電池であるのかわかったのですが、この新モデルには社名表記以外にニトリ要素が無いので、一見どのブランドの電池であるかがわかりません。


パッケージ。ごく普通なシュリンクパックです。硬いビニールのシュリンクで、ちょっと開けにくい印象を受けました。商品名は単3・4本入りが「アルカリカンデンチ タン3ガタ」、単4・4本入りが「アルカリカンデンチ タン4ガタ」となっていました。カタカナなんですね…。バーコードはJANコードでは無い店舗独自コードであり事業者名を追うことはできませんでした。
ラインナップは単3と単4の各4本入りのみ。価格はそれぞれ税抜90円となっていました。当ブログ、前モデルの記事では99円との記載があったので値下がったのかもしれません。もしかしたら税込定価だったのかもしれませんが…。


電池の外観です。前モデルはどのサイズも同じカラーリングでしたが、新モデルではプラス側が単3は「薄緑」、単4は「」の色に塗り分けられています。プラス・マイナスの誤挿入を兼ねたサイズ判別で大変合理的なデザインです。
販売元は“(株)ニトリ”。記載の住所は札幌の本社では無く、東京都北区の東京本部が所在する住所が記載されています。冒頭にも書いた通り、この電池のニトリ要素はこの部分のみで、前モデルのように社名ロゴが無いためどこの電池であるか一目ではわかりません。
生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。

プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3が「09-2025」、単4が「08-2025」となっていました。パッケージにはキャッチコピーも何も無いのでわからないのですが、時期的に5年期限のそれぞれ2020年9月製造と8月製造の電池であると推測されます。
前モデルも5年期限みたいだったですから、デザインのみの変更で性能に変わりが無いということかな…?

外装ラベルを剥がしてみました。単3には「EGNH 08 070805」の、単4には「QGRH10 212342」のレーザー刻印らしきロット番号が見られます。
ちなみに、単3と単4では刻印が記載されている方向が違っています。単3はマイナス側から文字が読めるのに対して、単4はプラス極から文字が読めるようになっています。これは単なる製造ラインの違いでしょうか。


最後の絶縁リングとマイナス極の拡大です。薄緑色の絶縁リングで、切り欠きを下に置いた状態で上に数字とアルファベットが刻印されているタイプ。単3には“S 2-40 L”、単4には“S 8 L”の刻印が見られました。いずれも「SL」の刻印が見られることから、PAIRDEER(Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.)製だと思われます。かつてはPAIRDEERに由来する“双鹿”という刻印だったのですが、現在は双鹿を更に翻訳したShuangluからのSL刻印となっているようです。
なお、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。

★関連記事
NITORI ALKALINE BATTERY LR6/LR03
→前モデルに当たるニトリのアルカリ電池を紹介した記事。当ブログ開始直後の記事のため、文量は少なめ。いずれは改めて取り上げるぞ!とは思ってたのですが、気が付けばリニューアルしてました…。


Classic Pro ALKALINE BATTERY 1/2/3/4/6P

今回は業務用音響機器や楽器などを販売していることで知られる“サウンドハウス”オリジナルの“Classic Pro”アルカリ電池を紹介します。“Classic Pro”はサウンドハウスが展開するプライベートブランドの一つで、オリジナルのケーブルやマイク、ヘッドホンなど多くの業務用音響機器を展開しています。
デザインはグレー黄緑のツートンカラーというアルカリ電池には珍しく、とてもシンプルなものです。

パッケージです。事実上、店頭には並ばず通販専用の電池のため包装はシュリンクパックのみの展開でパッケージも簡素。ラベルも商品管理に使われると思われるものが貼られているのみで、バーコードはJANコードはありません。単3と単4は10本パック単1と単2は4本パックで発売しています。6P(9V)形は1本単位での購入が可能でありますが、最安値を維持するためできるだけ4個以上の購入を勧めています。

電池の外観。まずは単3単4です。とにかく、シンプルに徹している印象を受けるデザインです。注意書きは英語のみで日本語表記は無し。社名表記も“Product of SOUND HOUSE”とサウンドハウスのURLの記載があるのみです。ここまで潔いと帰って気持ちいいですね。近年発売の電池で久しぶりにここまですっきりとした注意書きを見たような気がします。
生産国は“MADE IN CHINA”で中国製

次は単1単2です。こちらも単3と単4と同じようなデザイン。形名も単1だったら「1」、単2だったら「2」と表記があるのみです。注意書きは英語なのに形名は日本由来なのが謎です。D」とか「C」のどうせならアメリカ由来の形名表記も欲しかった所ですね。
ちなみに単1には謎のシミが見られました(写真左下)。外観上は液漏れもしていないようですが…、なんだろう?

おまけで6P(9V)形です。6P形のみはアルカリ電池だけではなく、マンガン電池も用意されています。さすがエフェクターも扱っている楽器屋さんならではですね。マンガン電池はグレーのツートンカラーとなっています。
こちらも注意書きや社名表記は単1~単4までに準じていますが、6P形では注意書きの横に「CP」をモチーフとした“Classic Pro”ロゴマークの表記があります。

プラス・マイナス側です。こちらも単3単4から。マイナス極の絶縁リングは無いタイプです。使用推奨期限は単3、単4共に「08-2022」となっていました。サウンドハウスのサイトにも使用推奨期限に関する記載が無いため、正確な期限は不明ですが、5年期限の2017年8月製造の電池であると推測されます。
使用推奨期限の印字はグレーで薄い刻印となっていて大分読みづらい印象を受けました。

続いては単1単2です。マイナス極の底板は「◎」のタイプです。こちらの使用推奨期限は単1、単2それぞれ「06-2019」。今年の6月で期限が切れてしまいます。こちらは2年期限の2017年6月製造の電池でしょうか?
上記単3、単4と同時購入したのですが、両者使用推奨期限があまりにも離れすぎていますね。長期在庫過ぎたのか期限が本当に短かったのかは謎です…。

単3と単4の外装ラベルを剥がしてみました。ロット番号の刻印や印字などの記載は見られません。ラベルは非常にスムーズに剥がせた印象があり、のりも残らずすっきり剥がせたのがかなり印象的でした。

 

 

最後は単3と単4のマイナス極の拡大です。マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプ。マイナス極底板はどこかで見たような気もしますが、単3はザラザラ気味なのに対して、単4はツルツルに見えますね。


IKEA ALKALINE LR6

IKEA_12015年本ブログ最後になるであろう記事はスウェーデン発祥の家具・雑貨店である“IKEA(イケア)”PB品のアルカリ電池を紹介します。現行モデルではALKALISK(アルカーリスク)というブランドが付いたモデルとなっていますが、今回紹介するものはブランド付けされていない頃の電池で、単純に“ALKALINE”となっています。

 

 

IKEA_2電池の外観。全面真黄色のデザインは一際目を引きますね。注意書きは一切記載されておらず、現行の電池としてはかなり珍しい物になっています。生産国は“Made in People’s Repubilc of China”で中国製です。しかし、中国を正式名称で書く電池もまた珍しいなぁ…。

 

IKEA_3マイナス側。左の電池は「06-2011」と使用推奨期限の表記だけになっているのに対し、右の電池は「PD2007-02-05 ED2012-02-05」と製造日と使用推奨期限の両方が印字されている物になっていました。プラス極を見てみると若干形状が異なっているように見えるのでもしかしたら、別の製造元なのかもしれません。ちなみにどちらとも絶縁リングは無いタイプでした。

 

IKEA_5ちなみに製造日と使用推奨期限の両方が印字されているバージョンで液漏れがあるものが見られました。一時期イケアのアルカリ電池で液漏れが多発した時期があったようですが…。

 

 

IKEA_6液漏れしている電池の外装ラベルを剥がしてみると“ESZA 112322”の印字がありました。

 

 

 

IKEA_7ちなみに現行“ALKALISK”との比較。現行品が黄色とシルバーのツートンカラーになっているのに対し、かつてのものは黄色1色になっている違いがあります。
写真の現行品は以前ブログで紹介したものですが、現状、液漏れらしきものは見られません。

 

 

と、言うわけで2015年も“みはりんの電池コレクションブログ”をご覧頂き、ありがとうございました。2016年で3年目に入る本ブログ、来年も様々な電池を取り上げて行きたいと考えておりますので、来年も本ブログをどうぞよろしくお願いします。

★関連記事
IKEA ALKALISK(アルカーリスク) LR6/LR03
→本記事で紹介した電池の現行品を紹介した記事。


Shimax-シマックス- VALUE アルカリ乾電池 単3形/単4形

shimaxvalue_1ファッションセンターしまむら”などの屋号で衣料品店を展開する企業であるしまむらがかつて発売していたPB品のアルカリ電池です。
Shimax VALUE(シマックス・バリュー)”というブランドのアルカリ電池で、のラインが印象的なアルカリ電池です。

 

 

shimaxvalue_2上部がボロボロになっていますが、一応未開封な単3・4本入りのパッケージです。キャッチコピーは『長時間耐久ウルトラパワー』で値札上の商品名(単3・4本)は「SMXアルカリタン3-4P」となっています。
値札上の“しまむら安心価格”は100円(税抜)。100円均一ショップと変わらない標準的な価格設定と言えますね。

 

shimaxvalue_3パッケージ裏。表の値札にバーコードが付けられている為か、この面にバーコードは記載されていません。販売元は“株式会社しまむら”、製造元は“兼松株式会社”となっていました。

 

 

shimaxvalue_4注意書き部分。電池のバックは金ベースですが、背景が四角い模様で覆われた少し凝っているデザインになっています。社名表記はパッケージと同様で、生産国は“Made in China”で中国製となっています。
注意書きに誤字はありませんが、赤い◆形に覆われた“単3形/単4形”の表記が小さい印象があります。

 

shimaxvalue_5プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」となっており、製造元が兼松の表記であったことを考えると、同社が“MEMOREX”ブランドで発売していたアルカリ電池と同一のものであると考えられます。
ちなみに写真左2本が兼松×音光のコラボブランド“m’pit! MEMOREX”のアルカリ乾電池右がShimax VALUE。絶縁リングの色が「」な点が一致しています。

なお、使用推奨期限は単3が「03-2010」、単4が「07-2009」となっていました。


無印良品 アルカリ乾電池・単3形/単4形

mujialkaline_12015年初のブログは良品計画が展開しているブランド“無印良品”のアルカリ電池を紹介します。
デザインとしてはシルバー一色のデザインで、現在のアルカリ電池では主流となりつつあるカラーですが、無印良品のアルカリ電池はかつてよりシルバーカラーであり、以前の物では注意書きの記載のみのまさに無印のシルバーデザインであったというものもありました。

 

mujialkaline_2シュリンク裏のバーコードラベル。バーコードのベンダーは良品計画(4934761)。価格は単3・4本パック、単4・4本パック共に税込250円で他には単1と単2の2本パックがあります。
なお、シュリンクはどこかで見たことがある軟質系のフニャフニャシュリンクになっています。

 

mujialkaline_3電池の外観。電池本体は前述の通り、全面シルバー一色のデザインです。文字はグレー系の色であり、バックのシルバーに同化してしまい、注意書きが若干読みにくい印象があります(全く読めないわけではありません)。
記載の社名表記は“株式会社 良品計画”で生産国は“MADE IN JAPAN”の日本製です。

 

mujialkaline_4色こそ違いますが、以前本ブログでも紹介したことのある無印良品のニッケル水素電池と同様のデザインで、文字の構成やフォントなどが同一のものになっています。

 

 

mujialkaline_5プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」です。日本製でなおかつシュリンクパックの包装から、FDKエナジー製であると推測されます。
使用推奨期限は単3が「11-2018」、単4が「10-2017」でした。時期的に5年期限と推測され、それぞれ2013年11月、2012年10月製造の電池であると思われます。売れていないのか、意外にも長期在庫の電池でした。

mujialkaline_6おまけ。電池を買った時に入れてくれた袋です。無印といえば無駄に飾らないシンプルなデザインが魅力ですよね。
今回紹介した電池もそんな無印らしいシンプルさが感じられた電池でした。


IKEA ALKALISK(アルカーリスク) LR20/LR14/6LR61

alkalisk_5前回に続き、今回も“IKEA(イケア)”PB品のアルカリ電池「ALKALISK(アルカーリスク)」の単1と単2、6LR61(9V形)を紹介する。前回でもちょこっと書いたが、単1と単2は2本入りブリスターパック、6LR61は1本入りブリスターパックとなっている。
価格は単1(2本入り)が219円、単2(2本入り)と6LR61が199円と安かった単3や単4と比べるとなんとも微妙な価格である。

 

alkalisk_6パッケージ裏。単3や単4と同じで、注意書きは無く、ピクトグラムによる表記やイケア独特のバーコードである。それにしてもブリスターパックの吊り下げ用の穴が異様に大きいのが気になる。これがスウェーデン流なのか…。

 

alkalisk_7まずは単1と単2電池の外観。単3と単4がイエローとシルバーのツートンだったのに対し、同サイズの電池の前世代と同じく、単1と単2、6LR61は全面イエローカラーとなっている。
単3や単4と同じく、WEEEマークは記載されているが、注意書きの表記は一切無し。“MN”から始まるデュラセル固有型番が表示されている点も同じである。

 

alkalisk_8プラス・マイナス側。こちらも単3や単4と同じく、マイナス側の印字は製造日(PD)と使用推奨期限(ED)が両表記してあるタイプである。ちなみに今回入手したのは単1が「ED2018-09-16・PD2013-09-16」で単2が「ED2018-07-22・PD2013-07-22」となっていた。こちらも5年期限のようです。
ちなみに、ガス抜き穴も単3や単4と同じく3つタイプだった。

 

alkalisk_9次に6LR61電池の外観。注意書きの表記がないのはしつこく同じです。印字も製造日(PD)と使用推奨期限(ED)が両表記してあるタイプなのは同じですが、底面ではなく本体に記載してあります。
今回入手したのは「ED2018-09-09・PD2013-09-09」でこれまた5年期限のようです。

 

 

alkalisk_10最後にイケアのアルカリ電池フルラインナップ。やはり、単3と単4だけがツートンカラーなのは不自然ですね。どちらかのカラーに揃えれば良いと思うのですが…。


IKEA ALKALISK(アルカーリスク) LR6/LR03

alkalisk_1スウェーデン発祥の家具・雑貨店“IKEA(イケア)”PB品のアルカリ電池。イケアの製品にはそれぞれに名前があり、電池に置いてもそれは例外ではなく、アルカリ電池には“ALKALISK(アルカーリスク)”、ニッケル水素電池には“LADDA(ラッダ)”といった名前が付けられている。
ラインナップとしては写真の単3と単4の10本入り、単1と単2の2本ブリスターパック、6LR61(9V形)1本ブリスターパックがある。写真の単3・単4、10本入りは両者とも149円でかなり安い。

alkalisk_2パッケージ裏。各国に対応するためか、注意書きの記載は無く、ピクトグラムでの表記であり、シンプル。リサイクルマークも各国のものが表記されている。バーコードはEAN(JAN)コードではなく、イケア独自のもの。

 

 

alkalisk_3電池の外観。イエロー+シルバーの外観はかなり印象的。かつては全身イエローで目立つ電池であった。イエロー時代はドイツ製のものもあったらしいが、後に中国製へ移行。中国製時代は液漏れ多発であまり良い評価を得ていなかったようである。現在のものも中国製であるが、デザインが変更されているということは改善されているのだろうか?

 

電池には“LR6”、“AA”、“AM3”と言った一般的な型番だけではなく“MN1500”というデュラセル固有型番(旧:マロリー品番)も何故か表記されている。WEEEマークは記載されていますが、注意書きの記載は全く無く、かなりシンプルな印象を持つ電池である。

alkalisk_4プラス・マイナス側。マイナス極の印字は製造日(PD)と使用推奨期限(ED)が両表記してあるかなり珍しいタイプ。単3が「ED2018-11-22・PD2013-11-22」、単4が「ED2018-10-18・PD2013-10-18」である。製造日が年・月のみならず、日まで印字されているのもかなり珍しい特徴と言える。製造日と使用推奨期限が両表記されているので、期限も推測しやすい。ちなみに5年期限のようです。

マイナス極の絶縁リングは「」。絶縁リングが付いていたのは単3のみで、単4には付いていなかった。絶縁リング後ろのガス抜き穴も3つタイプで珍しい。過去紹介した電池でガス抜き穴3つタイプは大創産業の「DAISO & HZ アルカリ乾電池」であるが、こちらも絶縁リングは「」であったが、単4にも絶縁リングが付いていたので別物と言えそうです。

という訳で、新年あけましておめでとうございます。今年もこのブログでは様々な電池を見つけては紹介していきたいと思っていますのでよろしくお願いします。